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Kenの日記
by Ken
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■王羲之展
毎日新聞(ネット)のプレゼントコーナに応募して上野の国立博物館で開催されている「王羲之展」の観覧券があたったので妻と二人で見てきました。この観覧は一般観覧終了後の夜6時から8時までの夜間に特別に観覧でくるもので500名が当ったようです。昔は全くこの種の応募は当らないものと決め付けて無視していましたが、最近応募するようにしていると幾つか当ることがあり今回も見事に当たりでした。これまでの例でいうとレストランの昼食(二人)が当ったものが最大だと思います。

書道に特に興味があると言うわけではないですが、世間で有名な物で自分達が知らないものについては機会があったら触れてみたいと思っています。こういう機会は非常に有り難いものです。特にお金を払って出掛けようとまで思わないものでもプレゼントで当れば何かの縁ということで興味も深まります。

昔学校の歴史で少し学んだ「王羲之」です。王羲之が生きた時期は西暦四世紀、生まれは西暦303年で361年に亡くなったのだそうです。日本はまだきちんとした歴史の証跡がない次代です。そんな昔の書道家の書がそれ以降現代までの書道の手本となっていることに驚きを禁じえません。「王羲之」以降の書道家は一体何をしていたのでしょうか。展示されている書は驚くほど現代の字に通ずるものがあると思いました。ということは既にその時代で漢字が既に確立されていたことを示していると思います。

展示品には「王羲之」の手紙が多く含まれていますが、その字体もさることながら書かれている内容が結構木目細かいことに驚かされます。当たり前ですが親子の間・親戚付き合いの中で交わされる情報は昔も今も変わりがないということでしょう。その中のある手紙に王羲之自身が練習をもっと積めば上手になると言うようなことを書いているものがありました。やはり王羲之といえども練習の積み重ねによって上手になったことが伺われ少し親近感が沸きました。

夜の国立博物館に入る経験は始めてなので非常に興味深いものでした。ミイラが展示してあるような場所で夜間「肝試し」でもやったら面白いだろうなと思いました。
02月14日(木)
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