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Kenの日記
by Ken
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■中国次期首相候補の消息不明
中国では次期の国家指導者を選出する第18回全国人民代表大会(全人代)の開催が予定されていますが、その大会で中国のトップに選出されることが確実視されている「習近平」氏の消息がこの9月1日を最後に途絶えています。さらに通常なら疾うに発表されている全人代の日程も確定していません。

丁度アメリカの大統領の中間選挙が控えていますが、民主的な選挙によるかどうかは別にして中国のトップ選出の過程も、物凄くタフな絞り込みが行われることが通例のようです。日本の首相(候補)決定のための民主党・自民党の代表・総裁選挙が短期決戦で非常に簡単に終了してしまうこととは大きく異なっています。

「習近平」氏といえば2009年12月に来日した際に、日程が迫っていたにも拘らず特別の配慮によって天皇陛下との会見が行われたことで、当時既に次期「主席」就任が確実視されていることが内外に知れ渡りました。今年2月中旬にアメリカを訪問したときにも、アメリカは次期中国指導者として異例の19発の礼砲をもって「習近平」氏を向かえたのでした。

ところがちょうどその2月前後から「きな臭い」話が中国から聞こえてきたのでした。「習近平」氏のアメリカ訪問の一週間前に中国成都のアメリカ領事館に重慶市の公安トップが亡命を求めて逃げ込むという事件が発生したのでした。最終的にアメリカは亡命を認めず中国政府に亡命者の身柄を引き渡したのですが、アメリカはその人物から詳細な内部情報を入手したことは確実です。この亡命者こそ「習近平」と同じ革命家二世政治家(太子党)エースの「薄熙来」氏の側近でした。その後の経緯については、3月には「薄熙来」氏の失脚が報じられ、「薄熙来」氏の妻の「英国人殺人事件」が露見しその裁判がつい先頃行われるという、未曾有のスキャンダルとなったのでした。

この間「習近平」氏は同じ太子党でも「薄熙来」氏とは一線を画して、次期主席として立場を確実に守ってきた感がありました。その「習近平」氏の消息が途絶えたのですから、中国政権内部に何かあったと考えざるを得ません。今日になって非公式(香港経由)ながら、「習近平」氏が主要摘出手術をしていたとの情報が流れています。本当かどうか数日中に判明するでしょう。

因みに、「習近平」「薄熙来」の二人の家族は非常に似通ったところがあります。二人ともバツ1であ、再婚相手は飛び切り美人の才媛(もっとも薄熙来氏の妻の「谷開来」は裁判所に別人のような姿で現われましたが)。「習近平」氏の再婚相手は群所属のオペラ歌手。そして子供はそろってアメリカ留学中です。
09月13日(木)
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