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Kenの日記
by Ken
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■ミラノスカラ座のアイーダ
録画しておいたNHKBSで放送された今年9月のミラノスカラ座日本公演「アイーダ」を見ました。NHKホールで行われた公演は「S席67000円」という非常に高価の公演でした。普段B級(安い)のオペラ公演の「掘り出し物」を狙って見ている私達夫婦としては、スカラ座をまともに(放送で)見るのは初めてではないかしら。
全体でいうと、とにかくその底力に圧倒されたという感じです。一人「67000円」払うことに納得する演奏内容だったと思います。アイーダはスカラ座の18番の演目とも言えるので、非常にこなれた、安心してオペラに没入できる演奏でした。それは全ての歌手陣が高水準に安定していて、馬力も十分なため、高速道路を長時間飛ばしても疲れない「高級外車」にのっているような感じでしょうか。
従ってオペラの筋に集中できるため、登場人物の心理にまで入り込めるので、細かいニュアンスを楽しむことができます。ともすると派手な舞台と名曲だけで終わりがちな「アイーダ」ですが、アイーダ、ラダメス、アムネリスの繊細な心理の変化を表現した舞台はやはり「一級品」というものでした。
歌手陣の豪華さでいうと「メトロポリタン」も引けを取りませんが、メトは豪華ソリストの寄せ集め的な感じが否めませんが、スカラ座はどちらかというと、いつも共演しているメンバーでやっている感じですね。そこには飛び切りのスターはいないけれど、お互いの技量、パワーを十分知っている事から来る安定間があり、聞かせ所が全員分かっている一体感があります。
難を言えば、勇者ラダメス、捕らわれの王女アイーダの主役二人が非常に体格の良い(太った)歌手であり、印象的に言うと「おっと」という感じであったことですね。最後地下に「生き埋め」になってしまう二人ですが、さぞ長生きするのではないかと想像されました。
11月23日(月)
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