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Kenの日記
by Ken
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■KDDIオーシャンリンク号
横浜港が開港150周年を迎えて様々なイベントが開催されています。今日はKCS社(国際ケーブル・シップ株式会社)の「KDDIオーシャンリンク」が横浜の新港埠頭で一般公開されたので見学に行ってきました。

KCI社のホームページはこちら



KDDIオーシャンリンクの特徴(ホームぺージから抜粋)

可変変ピッチプロペラ2基を主推進器とした2軸船に、バウスラスタ2基とスタンスラスタ1基が設けられ、高性能な定点針路保持能力を得ています。

1つのデッキを船首甲板・作業甲板・船尾甲板とすべて作業区画にし、広い作業スペースが確保されています。

船首側にドラムケーブルエンジン2基、船尾側にリニアケーブルエンジン1基が搭載され、海底ケーブルの修理工事、回収・高速での敷設工事にも 対応可能です。

船の仕様

所有者   国際ケーブル・シップ株式会社 (KCS)
建造所   三菱重工業株式会社 下関造船所
起工    1991年3月28日
進水    1991年8月1日
竣工    1992年2月28日
船籍    日本
船級    NK NS*(CL),MNS*, M0,
全長    133.16m
幅     19.6m
深さ    11.6m(from cable handling deck to bottom)
総トン数  9,510 トン
満載喫水  7.4m
載荷重量  (計画満載喫水時) 6,270 トン
ケーブルタンク容量   2,300m3 (3つの主タンクの合計)
主機関/連続最大出力  2,200PS×720/120rpm×4基
推進器         4翼可変ピッチプロペラ×2基
発電機/主発電機    800kw×2台
発電機/補助発電機   1,760kw×2台
バウスラスター     電動可変ピッチ式 920kw×2基
スタンスラスター    電動可変ピッチ式 920kw×1基
自動定点針路保持装置  1式
航海速力        15ノット (時速約28km)
航海距離        約1万海里 (約18,520km)
ケーブルハンドリング装置
ドラムケーブルエンジン 電動油圧ドラム式2台
リニアケーブルエンジン 電動油圧タイヤ式1台
減揺水槽アンチローリングタンク 1台
デッキクレーン(電動油圧) 2台
最大搭載人数 85名


海底ケーブル敷設線は圭帝ケーブルの敷設の他に海底ケーブルの保守を行います。広い海で海底で切れてしまったケーブルの修理(接続)を行うためには、深海でのケーブルの探索・引上げ、船上での接続作業、そして修理の終わったケーブルの再敷設を行わなければなりません。ケーブル敷設船にはこうした業務を行うための設備・装備が装備されています。

バウ(船首)とスタン(船尾)のスラスタ(推進装置)と自動定点針路保持装置は、船をある地点で静止させるためのものです。ケーブル接続中に船が潮や風に流されてしまっては工事が円滑に進みません。人口衛星からの正確な位置情報を得て自動的に推進装置を制御して船を静止させるのが「自動定点針路保持装置」です。これが無い時代は操縦を担当する航海士の方の腕に頼っていたようです。

ケーブルエンジンの重要な装備です。海にケーブルを沈めたり、ケーブルを引上げる際には、船の速度に応じて、適切なスピードでケーブル繰り出したりする必要があるからです。そのケーブルはケーブルタンクに積まれて行くため、巨大なケーブルタンクが必要になります。

今日は初めてケーブル敷設船を見ました。知らなかったことが沢山ありましたが非常に興味深い経験をしました。
07月22日(水)
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