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Kenの日記
by Ken
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■Subhash Chandra Bose 64回忌


今日8月18日は、スバーシュ・チャンドラ・ボースの64回忌です。戦後ずっとボースの遺骨を安置してきた杉並区の「蓮光寺」において法要がありました。昼から休暇をとって妻といっしょに参加してきました。今年は盆明けの月曜日という関係もあってか、一般参列者特に外国人の参加が少なかったようです。今回3回目の参列なので大分要領が分かってきました。更に今回受け付けで頂いた「ネタジと日本人」という出版物でこれまでの歴史が大分分かってきました。



この法要は「蓮光寺」様が主催されていますが、ボースに縁のある方々で組織された「スバス・チャンドラ・ボース・アカデミー(アカデミー)」というが協力して執り行われています。このアカデミーは第二次世界大戦中に「ボース」を支援した日本軍の方々及び、ボースによって派遣されたインド軍人留学生を日本でお世話した方が組織されたものです。しかし当時を知る関係者が亡くなったり病気になったりして、活動は次第に縮小してきているようです。実際嘗て運営されていたホームページも更新が無くなり、記事だけが検索に引っかかる程度になっています。

今回はインド大使館から次席大使が参列されました。インド政府の公式な見解はともかく、日本に派遣されたインド政府の代表として暖かい挨拶をされました。また日印協会の方が多数参加されたようです。これは発展するインド経済が日本にとって非常に重要になってきていることの証だと思います。蓮光寺のある杉並区長も参加され、自治体としてインドとの繋がりを深めているようです。

法要の後は恒例になっている茶話会にも参加してきました。これは色々な方の挨拶があったり、偶然に近くに座った方々と話ができる非常に貴重な機会です。今日もボースに直接関係のあった91歳になられる方の挨拶もありました。ボースと縁のある方々が非常に高齢になられていることが非常に心配の種です。近くに座り話ができた方はお二人。「インド独立の志士と日本人」と言う本を書かれている「原」さん。そして、画家のお父様が絵の売上金をボースに寄付したことでボースと縁があったというデザイナーの「松本」さん。原ささんは前から本を読んでいて共感するところが多く面白い話を聞くことが出来ました。

こういう集まりでは「サラリーマンの名刺」は全くと言っていい程価値がありません。私の立場は「会社の都合」でたまたまインドに住む機会があり、そこでインドの人達と知り合い、インドの歴史を日本と関係から考える機会があったということだけです。インド仏教と日本仏教、ヒンズー教の日本への影響、拝火教社会のこと、そしてインドの独立の歴史(植民地支配)と日本の歴史などを素人として考えてきたということでしょうか。興味をもって少しづつ調べていくと、偶然ですが様々な人と「関わり」が出てきます。その関わりがどのように発展していくか。これも興味深いものです。
08月18日(月)
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