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Kenの日記
by Ken
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■ケルテスの録音
最近指揮者「イシュトヴァン・ケルテス」の録音が発掘されてCD化されています。コロンビアが西ドイツの「オイロディスク社」のテープから貴重な音源を発掘してCD化しているようです。
コロンビアの関連ホームページです。
今年になって発売された以下の二枚のCDを購入しました。
1.モーツァルト:ミサ曲 ハ長調 K.317「戴冠式ミサ」
2. ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」 *
イシュトヴァン・ケルテス指揮、ウィーン交響楽団、ウィーン楽友協会合唱団、エディット・ガブリー(ソプラノ)、ヒルデ・レッスル=マイダン(アルト)、ヴァルデマール・クメント(テノール)、オットー・ヴィーナー(バス)、バンベルク交響楽団*
1. モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 K.314
2. ハイドン:協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I−105
イシュトヴァン・ケルテス指揮、バンベルク交響楽団、スザンネ・ラウテンバッハー(ウ゛ァイオリン)、ウルリヒ・コッホ(ヴィオラ)、ペーター・シュヴァルツ(チェロ)、ヴィンフリート・リーバーマン(オーボエ)、ハンス・ベーア(ファゴット)
両方とも非常に清冽でケルテスらしい素晴らしい演奏です。モーツアルトの得意なケルテスだけに「戴冠式ミサ曲」と「協奏交響曲」は嬉しい限りです。「戴冠式ミサ曲」のソプラノを歌っている「エディット・ガブリー」はケルテスの奥様であるとのこと。録音の時にケルテスは32歳ですから、奥様も多分その位な年齢で若いカップルの演奏だったのだと思います。
1973年4月16日、ケルテスはイスラエルの海岸で高波にさらわれて亡くなりました。その時の事情を少し詳しく知ることができます。実は日本人バス歌手の岡村喬夫さんがケルテスの遭難の現場に居合わせていました。そのことが岡村さんのホームページに抜粋されています。
岡村喬夫さんの関連ホームページ
ケルテスが亡くなって35年になりますが、このように新しい音源の発掘があり、限り有るとはいえ素晴らしい演奏が紹介されることは非常に有難いことです。今後も発掘を期待したいものです。
08月24日(日)
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