ID:85567
Kenの日記
by Ken
[99085hit]
■遍路八日目:民宿岡田へ
評判通り「民宿岡田屋」は歩き遍路にとても親切な宿で一度は泊まるべき遍路宿だと思いました。その中心は「岡田屋のお爺ちゃん」です。歩き遍路が宿に到着するとこまごまと世話をしてくれます。まず雨合羽を広げて軒に干してくれて、濡れた靴の中に入れる新聞紙を準備してくれます。そして部屋を案内してくれてお風呂を教えてくれます。建物は古いですが洗浄機付きの綺麗なトイレが完備しています。
夕食は定員8名が座れる大きなテーブルで頂きます。お爺ちゃんが給仕をしてくれます。そして食事の後半部分でお爺ちゃんから、雲辺寺登山の遍路道案内の話がありました。自作の「地図」を基にして、雲辺寺まで、そして雲辺寺下山遍路道に関するユーモアたっぷりの話です。雲辺寺は88札所の中でも標高900mという最も高い場所にあります。岡田屋のある地点の標高が250mで、下った観音寺市内は標高はほぼ「0m」ですから明日は、650m登り900m下ることになるのです。岡田屋のお爺ちゃんはそんな厳しい遍路道を熟知していて、ともすると不安になる歩き遍路を励ましてくれます。毎日毎日やって来る遍路を支え続けているのです。
食事室の壁には一面送られてくる写真が飾られています。現在でも額縁に入れられた写真が毎日のように届くのだそうです。お爺ちゃんは「80歳」になったとのことですが、まだまだお元気です。
○伊予土居→伊予三島JR列車、そこから歩き「第65番三角寺」「9.5km」
○第65番三角寺→民宿岡田(13.1km)
宿:民宿岡田屋、そう行程22.6Km 歩数:34,001歩
10月28日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る