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Kenの日記
by Ken
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■ナポリ3日目:カポディモンテの丘
「有名店のブランディ」
この日の昼食は少し遅くなったのでホテル近くの「ブランディ」に行ってみることにしました。ホテルから10mも離れていない「ブランディ」は「マルゲリータ発祥の地」として世界的に有名です。「ナポリのマルゲリータの元祖」といってもいい存在です。しかしネットでの評価は良く無かったし、いつも観光客で混雑しているので敬遠してきました。遅いランチなので待たずにテーブルに座れると思いましたが「20分待ち」というのでホテルに戻って休むことにしました。こんな所がキアイア・シャルメ・ホテルの強みです。
予定通り再びブランディに行くと二階の食堂に案内されました。まだ多くの客が食事の最中であり、注文した料理を待つ客も多く残っていました。店員さん達は「食器の片づけ・注文取り等」で疲れ切っている様子で、新しい客に対応する気力が萎えているようでした。レストラン一階に設置されている「ピザ釜」周辺も整頓されてはいなかったし、注文も聞かれずにずっと待たされたので「ブランディ」での食事は辞めることにして店を出ました。
代わりに選んだのがブランディから少し離れた「Nu' Murzill' Sapurito」(サプリート食堂)です。このレストランの少し先にある「トリップ・アドヴァイザー」で評価の高い「Il Gobbetto」では夕食を食べることにして、ピッツェリアでもあるサプリートで食べてみることにしました。選んだ理由は「店は狭く、室内も地味」で如何にも地元の人達が集いそうな様子をしていることと、顧客担当(注文取り)の方が「存在感」があり、店を仕切っていそうな雰囲気を醸し出していたからです。更に店に入って「ピザ釜周辺」が綺麗に整理されていることも気に入りました。注文したカプレーゼ、マルゲリータ、ハウスワインは何れも予想通り大変美味しく、肩肘張らない店の雰囲気は大変暖かい物でした。
「サンタ・ルチア」「ナポリ最後の夕食」
ナポリに来たら「サンタ・ルチア」は外せません。ナポリ観光の最後はサンタ・ルチアにしました。サンタ・ルチアからのベスビーオは大変美しく、夕方日暮れが進むほど掛っていた雲が晴れて写真撮影には最高の景色となりました。ナポリ最後の夕食は昼飯時からきめていた「イル・ゴベット」で食べることにしました。昨日の夕食が少し遅くかつ少し多めだったので今日は早めに軽く済ませようと考えました。「トリップ・アドヴァイザー」でも評価の高い「イル・ゴベット」の料理に期待は大きかったのですが。
出された料理はどれも「?」マークが付くものでした。フレッシュ野菜サラダは単にミニトマトをバジルを切って盛り付けただけで味付けは客任せ。しかも器は平皿なので塩・オリーブオイル・ビネガーを混ぜるのに苦労する始末。期待の大きかった「ペンネ・ポモドーロ」にはスパゲッティに新鮮なミニトマトが混ぜてあるだけでトマトの芳醇な味はありませんでした。イタリアのどこの家でも作るという自家製トマトソースの味を期待していたのですが完全に外れました。この店は「新鮮なミニトマト」料理が売りなのかもしれません。結論としては「マルゲリータピザ」を作るピッツェーラの自家製トマトソースをタップリ使った「パスタ・ポモドーロ」が旨いということだと思います。普通のレストランでは魚料理とか肉料理を食べるべきなのでしょう。ナポリ最後の夕食は不満足なものとなってしまいました。
09月11日(木)
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