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Kenの日記
by Ken
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■「魔笛」プラハ国立劇場オペラ
演奏自体も「モーツアルト」への愛着を表現するために格好であったと思います。つまり、突出した「歌手」はいないし、突飛な演出はしない。あくまでも全体つまりオペラ全体を聞かせることに主眼をおいていたのだと思います。その意味でスターは必要ありません。しかし全体の水準は高いです。来週から東京公演になりますので、ベストの布陣ではないのでしょうが、平均した水準は非常に高いものでした。その中でもタミーノ・パミーナは劇が進むに連れて声が出てきたし、パパゲーノは最期まで安定したサービス精神を発揮していました。夜の女王も安定していました。それより夜の女王の3人の家来、ザラストラの二人の騎士の安定感は舞台を引き締めていたと思います。そしてその中でも、「魔笛」の奏者の音楽性・存在感は一際大きかったと思います。これは台本にはない役ですが・・・。
今回のプラハのオペラを聞いて東欧の文化への興味が更に大きくなりました。19世紀から20世紀初頭のロシアへの興味から出発しているのですが、ロシアとフランスのい挟まれた東欧の存在が非常に気になりだしました。
01月12日(土)
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