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日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■スワンプツアー
というか、実はバーダマン先生の本で紹介されていた店にも行ってみたかったのだが(アントワンズ、アーノルズ、ガラトアーズ、ブレナンズ、Kポールズ・ルイジアナ・キッチンなど、店の前までは全部行った)、正装でなくては入れない店とか、少なくとも半ズボンにサンダルはダメとか、そういう店ばかりだったので、入ることができなかったのだ。なにしろ荷物を少なくするために、ジーンズに半ズボン、Tシャツくらいしか持って行かなかったので、そういう店に入るような服がない。それでも私たちはグルメじゃないし、アメリカの高級料理店には特に興味もないので、大衆料理の店で十分なんである。と負け惜しみ?

ともあれ食前酒に、今日こそは元祖パット・オブライエンズの「ハリケーン」を飲もうと入ってみたはいいが、満員だったので飲むことはできず、断念。それでホテルの近くのケイジャン・キャビンへと足を向けた。毎朝起こされる「ジャンバラヤ」の曲は、ここから流れてくるのだ。

ケイジャン・キャビンでは、リベンジ!とばかりに、バーベキュー・シュリンプを頼む。それと、テイスト・オブ・ニューオーリンズ(ジャンバラヤ、シュリンプ・マリネーズ、レッド・ビーンズ&ライスのセット)にDIXIEビールである。

食べ物のほうは、まあそれなり(私はついにジャンバラヤが好きになれなかった)だったが、この時期、日本人は珍しいのか、どこに行っても注目されるようで、ZYDECOバンドに無理やり借り出されて、アポロ13号はウォッシュボード、私はタンバリンを演奏する羽目に陥った。恥ずかしかったけど、でも、これでこそニューオーリンズに来たということなんだろうな。何が楽しくて、数ある音楽の中でZYDECOを選ぶのだろう?などと思っていたが、やってみたら楽しかった。高級料理店では味わえない、スリルと冒険の一瞬だ。(^^;

食後、再度メゾン・バーボンでジャミール・シャリフの演奏を見て(今日は店内には入らず)、最後の名残を惜しむ。ニューヨークなんかどうでもいい、もっとニューオーリンズにいたいと思う。せめてもう一度、ビッグ・アルのゴスペルが聴きたい。ガンボ・ショップのザリガニが食べたい。しかし、無情にも時は止まってくれない。明日はニューヨークである。

【おまけ】:毎日ミネラル・ウォーターを買っていた、ホテル横の酒屋で買った、辛い辛い「ホット・ピクルス」が、実はすごくおいしいということに気づき、さらに追加を買う。長さ15センチ、太さ5〜6センチという不気味なきゅうりのピクルスなのだが、これがたまりません。すっぱい!辛い!でもおいしい!小さく切ってしまうより、このまま丸かじりが良い。あまりたくさん持って帰れないのが残念。日本でも売っていればいいのに。

※13135歩

06月11日(土)
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