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日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■プランテーションツアー
<第四日目>

6:30 起床
7:30 朝食(バーボン・カフェ)
9:00 プランテーションツアー出発
10:30 サンフランシスコ見学
12:00 オークアレイ・昼食
13:00 オークアレイ見学
17:30 ホテル着
19:30 夕食(ディーニーズ)
21:00〜ライブまわり(メゾン・バーボン、ファンキー・パイレーツ、クレイジー・コーナーほか)


朝食ブッフェが気に入ったので、何も言わなくても朝食はホテルのカフェ。で、例によってそこでたっぷりの朝食(もちろんグリッツ!&ベーコン、スクランブルエッグ、ハッシュド・ポテト、パンケーキ、コーヒー、トマトジュース)を食べていると、雨が降ってきた。雨の中のプランテーションツアーは嫌だなあと思っていたら、短時間でさっと上がった。その後は上天気。

食後にプールサイドでコーヒーを飲みながら新聞(USA TODAY)を読んでいたら、一面にシュワちゃんの写真。新聞は無料でもらえるので、2部もらってきた。一応読んだものの、辞書がなかったので意味不明のところがあり、1部をまゆみさんに渡して読んでもらおうという魂胆。

今日は私たちのほかに4人の日本人が一緒で、涼しい北海道から来たので、ニューオーリンズのこの暑さにはまいっているとか。にしては、それぞれカップルで、別の意味で熱かったですよ。将来、あまりうまくいきそうにもないカップル同士だったけど。(^^;

というわけで、今日は車もいつものセダンではなく、マリアさんという女性が運転するバン。まずはバトン・ルージュに行く途中にある、ミシシッピ川沿いのサンフランシスコというプランテーションへ。プランテーションと言ってはいるものの、今ではその建物と広い庭だけで、農園はない。庭は大きな木々と青々とした芝生だけというシンプルなもの。ヨーロッパのように装飾を施した庭ではない。

サンフランシスコ邸は、19世紀に若いマーミリオン夫婦が建てたというもので、奥さんのルイーズはドイツ人。そのため、他のプランテーションとはちょっと違う趣があるようだ。外観も、たしかに想像していた荘園とは違う。とはいえ、これが最初に見る建物だから、どこがどう違うのか定かでないのだが、絵心のあった妻ルイーズの趣味を存分に取り入れた装飾が施されている。使用されている木材は、このあたりの湿地帯に生えているサイプレス(イトスギ)なのだが、それをオーク(樫)に見せようとして細工するなど、けなげな工夫の跡も見られる。

さて、そのルイーズ夫人だが、こんな田舎は嫌!とばかりに、年中にぎやかなニューオーリンズの街に出かけていたらしい。最後には行ったまま帰ってこなくなってしまい、夫は一人寂しく死んでいったそうだ。なんと気の毒な!愛する妻のために、豪華な屋敷を建ててやったというのに。(^^;

この屋敷の横には、奴隷小屋があった。個人的には豪華な屋敷よりも、こちらのほうが興味深かった。何の家具もない。ただ寝るだけの木造の粗末な小屋である。

サンフランシスコ邸のおみやげ店で、ルイジアナの州花マグノリアの香りのロウソク(蓋つきの瓶に入ったもの)を購入。マグノリアは日本にもある木蓮の一種だが、こちらは大輪の白い花。それをイメージするかのような乳白色のロクソク。

【後日談】:その場では、すごくいい匂いだと思ったが、帰国後、実際に火をつけてみると、ちょっとトイレっぽい匂いかも?と。やはりその土地だからこそいいのだというもののひとつだったかもしれない。

サンフランシスコを後にして15分ほどだろうか。次は映画「長く熱い夜」でも観たオークアレイへ。写真では、あの有名な樫の並木を嫌というほど見ているが、実際にそこに着いてみたら、その素晴らしさにため息が出た。強い日差しを遮る樫の大木の並木は、何百年という年月に渡り、そこを歩く人々に緑の涼しさを与えてきたのだろう。


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06月10日(金)
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