ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■宮古の西北。池間の島に。
宮古島二日目!
今日の予定!午前中はシュノーケリング!
子供たちが魚を間近に見たがっていたもので。ただ僕らはシュノーケリングについては全くの素人。オススメスポットも知らないし、無知丸出しで万が一溺れたりサンゴを破壊しちゃったりしたら目も当てられないのでシュノーケリングツアーに申し込んでおいた。
朝8:30にホテルまで迎えに来てくれたインストラクターのMさん。今日のツアー参加者は僕らだけとのこと。申し込んだ際にメールや電話で事前のアドバイスをしてくれた丁寧な人だ。
Mさんの会社は吉野海岸というシュノーケリングで有名なビーチを拠点にしているのだが、
「ちょうど今のタイミングの吉野は干潮で浅くなってシュノーケリングしにくくなっちゃうんですね。なのでもっといいところに行きましょう」
さすが島内の様々なスポットを知り尽くしているようで頼もしい限り。やっぱりプロに頼んでおいてよかった。
Mさんは車を北西に向けて進む。宮古の西北。なんちて。移動中に身の上話などを。
「私、梶林サンのいっこ下になります」
「そうなんですか。Mさんは生まれも育ちも宮古島で?」
「はい。あ、そこに見えてきたのが僕の母校の中学校です。でも東京で暮らしてたこともありますよ」
「どのへんでですか」
「西落合」
「けっこう近いですよ!」
「兄弟も結構東京や鎌倉に出てまして。8人兄弟なんですけど」
「多!」
やがて宮古島と池間島を結ぶ池間大橋という長い橋に辿り着いた。コバルトブルーの海の真ん中を橋が貫いているさまはまるで海の上を飛行しているようだ。早速カメラを向けようとすると
「まだ写真を撮るのは早いですよ。帰る時にまた通りますけど、その時の方が海の色がめちゃくちゃ綺麗になってますから」
Mさんが謎めいたことを言う。

到着したのは池間島のとある海岸だった(画像はシュノーケリング中の娘・R)。穴場的なスポットだというこの場所は僕らの他には7〜8人ほどしかおらず、ひたすらのどかでひたすら綺麗であった。ここでまず器具のつけ方から呼吸の仕方、泳ぎ方などを丁寧に教わる。MさんはRと息子・タク(9才)には
「Rちゃんも、たっくんもお兄さんのやり方をマネしてね」
と名前を呼んで指導してくれる。そしてタクが調子こいて沖のほうに勝手に泳いで行ってしまうと
「おらー!たくー!もどってこーい!」
わりと地のしゃべり方になっていて面白かった。
で、いよいよシュノーケリング開始。
「パパ、写真お願いね」
前回の日記にも書いたが、Rの夏休み自由研究が宮古島で見た魚についてなのだ。シュノーケリングで出会った魚たちを撮って記録しておかなければならない。
「みなさん、Rちゃん、たっくん、お兄さんの後について泳いできてくださいね」

ちょっと泳いだだけで枝サンゴがもっさり生えているスポットに到着。まるで水族館にいるような感じでさまざまな魚たちが目の前をゆっくり泳いでいる。

「ルリスズメダイです」

「ハマクマノミです。アニメの『ニモ』はカクレクマノミなので、ちょっと違いますね。カクレクマノミは白いラインが3本あるんです」

「細い魚のほうがホンソメワケベラといって、他の魚の寄生虫を食べるんですよ」

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08月06日(木)
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