ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ミヤコポリス。
宮古島二日目の後半。

午前中にシュノーケリングをした池間島との往復の間に

宮古島まもる君
こんな警察官の人形が道端に立っているのを見かけた。これは「宮古島まもる君」といい、交通安全を願いつつ宮古島界隈の路上に立っている。総勢19体もいるらしい。

僕の田舎にも昔こんな警察官のフリした人形があった記憶がかすかにある。しかもそれは時々「ゴゴゴゴ」と回転して向きが変わっていたような気がする。

道端にある交通人形や標識はおおよそ人知れず朽ち果てて忘れ去れてゆくが、ここでは島の守り神、道祖神、またはお地蔵様みたいな扱いの名物となっており面白い。画像は僕がつい買ってしまった「宮古まもる君パーフェクトガイド」である。小冊子程度なのに540円し、

「まもる君に540円。プ」

と嫁に笑われた。

さて、シュノーケリングを終えてホテルの部屋に戻って来た僕ら。

「あー楽しかった!」

娘・R(11才)と息子・タク(9才)は満足しながらも意外と体力を使ったようで疲れ切っており、ベッドで横になるなりグダグダ状態となってしまった。

「昼ごはんどうする?どっか食べに行く?」

「やだー」

動きたくないようで、なんとコンビニでカップラーメン。なんで宮古島まで来て…とせめてもの抵抗として沖縄限定だというマルちゃんの沖縄そばにした。食べた後で

「午後はどうする?君らは海かプール行かない?」

「いかない。ゴロゴロしてる」

子供たちはもうシュノーケリングだけで本日終了となってしまったようだ。

「じゃあワタシは行ってくる」

嫁は浮き輪と帽子とレイバンのグラサンをかけ、再びホワイトニング化したマイケルジャクソンのようになって(前々回の日記参照)海に出かけて行った。娘・R(11才)はテレビを見てるし息子・タク(9才)は3DSをやってるし、なんだか日常と変わらなくなってきてしまった。僕もちょっと考えて

「君らふたりで部屋にいられるかね」

「うん!」

「じゃあパパも行ってくる」

嫁を追う形で海に出かけた。はからずも東洋一の白い砂浜といわれるビーチで嫁とふたりきりになってしまった。ラブラブなカップルなら砂浜に「LOVE」と書いたり

「早く私を捕まえて」

とかキャッキャウフフするんだろうけれどもとっくに枯れているのでそういうことはせず、僕は

宮古島
「あー、いるわマイケル…」

嫁が海に浮いているのを確認したのみ。ひとりふてくされてすごいつまんなそうに泳いでいるように見えるが…。とりあえずほっといて僕は砂浜のパラソルの影の下で寝そべってオリオンビールを飲み海を眺めていたり

宮古島
宮古島と来間島を結ぶ来間大橋の方まで歩いてみたり。

結局後でプールで合流して、滅多に酒を飲まない嫁が珍しく僕のビールを盗み飲みしていたけど。

宮古島
ホテルの部屋から眺めた夕暮れ。今夜の晩御飯は街中の居酒屋に行ってみることにした。

宮古島
離島ながら中心部は盛り場もあり栄えている。ゴミゴミしていて活気があり僕はこういう街は好きだ。

「夜の案内所って看板があるよウフフ」

と嫁が僕にいちいち報告する。本当は僕は海とか自然よりこういう夜の街を探索したいのだけれどもさすがに家族連れじゃそんなことは出来ないので我慢だ。ひと昔前までは「ちょんの間」があってボロい旅館でおちょめちょめ出来たらしい。但し出てくる女性はお化け屋敷レベルだったとか…。


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08月07日(金)
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