ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
[5183109hit]
■季節は初夏の運動会。
土曜日、子供たちの小学校で運動会があった。
5月とは思えない暑さで、競技の間に必ず給水しましょう、とか、タオルを濡らして使いましょう、とか呼びかけたり細心の注意を払って行われていた。ただやはり時間が経つと鼻血を出したり熱中症になる子達が徐々に増え、救護テントや保健室で素早い手当がされていたけれども、最後の最後の閉会式で、校長のあいさつが長過ぎて駆け込む子供達が更に増えてしまい台無し。校長がトドメを刺してどうする。
さて、娘・R(10才)と息子・タク(8才)は、親がへぼいので選抜リレーに選ばれたり騎馬戦の大将になったりとか、そういう派手な見せ場はなく、かけっこで辛うじてビリ回避とか組体操のピラミッドの一番下で頑張った、とかひたすら地味だけれども、子供の成長が見れた運動会だった。
タクの学年は、みんなで縄跳びを披露する出し物があり、タクは縄跳びが大好きなのでやたらとニコニコしていて楽しそうであった。
Rはというと、毎年高学年が行なう競技として決まっている組体操や騎馬戦に参加しており、その姿を見ると、小さい小さいと思っていたけれどもやはりもうお姉ちゃんなんだなあ…と、改めて成長を感じるものがあった。
騎馬戦のRは当然騎乗の役…じゃなくて右サイドで支える役で、他の組が相手を全滅させるまでひたすら逃げまくっており、果てしなく地味。しかし組体操はちょこっとだけ一番上に立ったりして晴れの姿もあった。
夜の組体操で作った子供たちが昼の組体操を…ってオイ。組体操の時はグラウンドでの立ち位置がしょっちゅう変わるので、撮影している嫁と僕はあっちこっちに振り回されて大変であった。当然僕らだけでなく他の親御さん達も右往左往していて息が切れていた。
ちなみにいつも嫁がビデオカメラ担当で、僕がデジカメ担当である。男だけにせいし画担当ってやかましいわ。
また、Rは今年は応援団になっており、ちっこいのであんまり見栄えがしないながらも鉢巻を巻いたりポンポンを振っていたり、これまた地味に頑張っていた。リレーの選手とか選ばれることはないのでこういうところで少しは見せ場が出来るので親としては嬉しい。ただRからは
「あんまりジロジロ見ないでね」
と言われていたので、遠くからデジカメを構えて、望遠レンズ越しに眺める僕であった。不審者かよ。
そうやってコッソリとジロジロ見てしまうのだけれども、見て気が付くのが結構雑な応援だなー、ということであった。
各学年がかけっこをしている時、応援団の子達はトラックの内側でフレーフレーと応援しているのだけれども、Rの場合は、仲のいい応援団の女の子とキャイキャイ話しながら応援しており、しかも自分たちの目の前を通り過ぎた時にしか声を上げたりポンポンをゆすったりしないんである。
それ以外の時は「あとはそっちの人達よろしくー」って感じで、走者をひたすら目で追ってるだけかキャイキャイ話しているだけではないか。後で
「目の前に来た時しか応援しないんかよ!」
とツッコミを入れたら
「そうだよ!」
そうですが何か?的な返しをされたので、それほど応援団をやりたいわけではなかったんだっけ、ということを思い出した。
Rは本当は楽器隊になりたかったのだけれども、ジャンケンで負けたとかで応援団に回されてしまったのだとか。以前の日記にも書いたけれども、なぜ応援団になってしまったのか、ハッキリとRは教えてくれないので、あまり話したくない辛いこともあったのだろう。
しかし楽器隊になれなかったのはもう仕方のないことであるし、ジタバタ抵抗しても悪あがきに映るだけである…と言いたかったのだけれども
「じたばったすっるなよーってそりゃシブ楽器隊だろ。なんちて」
というノリツッコミをやりたいだけじゃないか自分、と、思い直してお説教のタイミングを逃してしまったとさ。
応援クリックお願いします↓
←これだけでもいいので押してね。
[5]続きを読む
06月02日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る