ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■インセクトキラー。
娘・R(10才)とお風呂に入っていると

「Rね、早く夏にならないかなって思ってるの」

「ほう」

「沖縄行くし、キャンプも行くし、楽しみなんだよ!」

目をキラキラさせて話すんである。まるでRの瞳にはもう青い海や飛行機から眺める雲の上の青い空が映っているかのように。

「そうだねー、ドキドキワクワクするねー」

僕はといえば沖縄の出費でドキドキバクバクしているのだけれども。キャンプのほうは、嫁が子供たちを連れて、嫁の学生時代の友達母子と毎年一緒に行っているものである。

「そうだR、せっかく沖縄とかキャンプ行くんだから昆虫採集しない?それを夏休みの自由研究にするんだ」

夏休みは宿題さえなければ完全に楽しめるバカンス。その宿題のうち、わりとウェイトが大きい自由研究のネタを考えること。それがあっさり片付けば楽勝じゃないか、と提案してみると

「ヤダ。だって虫嫌いだもん」

とても女の子らしい理由で却下された。確かに学校でカイコを育てていた時は本当に嫌そうであったけど

「カブトムシとかクワガタでもダメ?」

「うん」

カッコいい系の昆虫でもダメらしい。確かによく子供たちと原っぱとかでバッタとかトンボを追いかけた記憶があったけれど、よく考えるとそれは僕と息子・タク(8才)だけで、Rは乗ってこなかった。

「なかなかこのへんじゃ見かけない虫とかいるかもしれないじゃないか…」

「もっとヤダ」

僕が話せば話すほどRは拒否具合を強くしていく反面、僕自身がだんだん昆虫採集をしたくなってきてしまった。沖縄で昆虫採集。レアな体験である。タク誘ってやろうかな。本土とは一風違った虫が採れそうだ。モスラとか採れないかな〜(なわけない)

Rの夏休みの自由研究ネタになれなかったのは残念だが、虫が嫌いなら将来悪い虫もつかなくていいかなー、なんつって。

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05月30日(金)
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