ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■メイドイン秋葉原。
日曜日。この日もまた息子・タク(8才)のポケモンカード趣味に付き合わされてしまった。
今回の目的はタクのいらなくなったカードを売り、売った金でまた欲しいカードを買うこと。なんだかますますマニアックな趣味にのめり込んでしまっている。
カードを売買できる店が集中している秋葉原にレッツラゴーした僕とタク。全く興味のない娘・R(10才)はさすがに付いて来ても退屈なだけなので
「行かなーい」
ということで置いてきた。
秋葉原に着いてから、4軒ほどのショップをハシゴして、タクが欲しいカードの在庫があるかとか、売値の相場を調べてみたりする。こんなことするの、渋谷の輸入レコード屋をハシゴしていた頃以来である。
目星をつけたショップでタクのカードを売ったら思ったよりいい値が付いた。それに気をよくしたタクは、お目当てのカードを一番売値の安いショップでまた買った。
「コレも欲しいんだ…」
しかし売った金額以上に欲しいカードがあって、ちょっとだけ嫁には内緒で援助してやったり。タクは売りに出すカードを真剣に悩んで選抜していた。先日横浜で行われた大きなカードバトルで、タクが初めて3連勝して予選通過した時にもらった特典カードがあった。有用性のあるカードではないが、調べてみたら結構な値段で売れるらしいので
「それも売ったらどうだ」
と言ってみたら
「うーん、でもそれはボクの記念なんだ…」
ちゃんと自分の価値観がしっかりしているようで面白かった。
こうして無事にタクの用事は済んだ。で、ポケモンカードとは全く関係はないのだけれども、秋葉原ってホントにメイドの客引きが多い。辻ごとに立って声をかけてきたり、急にビルの裏口から出て来たりしてギョッとしてしまう。
ついカワイイメイドさんに声をかけられるとこちらもついその気になってしまい、
「昼飯はメイドカフェにしようか」
とタクに言ってみたら
「なんでだよ!」
とブチ切れられた。まだ色気よりポケモンらしい。もうタクにはデレデレした顔を見られないよう、どんなカワイイメイドが近づいてきても無視するようにした。
しかしさすがは秋葉原、メイドだけじゃなくて、OLだとか女子高生だとか袴だとか様々なコスプレの女の子がいる。巫女さんのコスプレをした女の子二人が教会の前で客引きしていたのを見た時は、ホントに何でもアリだな、と思ってしまった。そこは修道女にしとこうよって違うか。
「OLカフェでーす」
「JKカフェでーす」
「巫女リフレでーす」
という女の子たちの呼び掛けを聞きながら、いろんな業態があるもんだなーと感心しつつも、あくまで無視して通り過ぎる。
「妖怪カフェでーす」
「なんかようかい!」
しまった。無視できなかった…。
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05月27日(火)
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