ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■蝶々サンバ、ジグザグサンバ。
隣街の「せきざわ食堂」という大衆食堂で昼飯。
古き良き昭和の趣がある信じられないぐらい安い食堂で、「孤独のグルメ」にも出たことがある。残念なことに5月29日にて閉店、43年の歴史を閉じる…とのことなので行ってみた。

12時開店と共にお客がどどっとやって来て外に列も出来る。

壁一面に貼られたメニューはどれも家庭的で驚くほど安い。

で、僕は散々迷った挙句にカツカレー。こんな賑やかなカツカレーで590円。なんというか、おばあちゃんが作ってくれたカレーみたいでコクがあって美味しい。
このような味のある個人商店が消えていくのは残念である。地元の商店街でも街で一番古い喫茶店とかおにぎり店とか次々に閉店してしまって、飯を食う選択肢がどんどん減ってきてしまっている。
話はガラッと変わり、夕方になると娘・R(10才)が
「ナイトバザールに行きたい〜」
と言い出した。ナイトバザールとは、地元の商店街のイベントで、焼きそばやら綿あめやら、また射的やダーツの屋台が出たりする。たまにアンパンマンとかウルトラマンとかも来る。しかしもう毎回行っているのでマンネリ気味であり、朝は行かないと言っていたので
「気が変わったのか?」
と聞くと
「日記に書くネタがないから〜」
とのこと。まるで僕みたいな言い草である。息子・タク(8才)は
「つまんないから行かない」
朝から気が変わらず、行く気がないので家に置いておいて、Rとふたりで行ってみた。
「チョコバナナ食べたい!」
とおねだりされて買ってやる。もぐもぐしながら歩いていると、どどどどどどどん!とど派手なパーカッションが鳴り響いた。今回のナイトバザールの目玉イベント、サンバカーニバルが始まったのである。

肌もあらわなお姉さんたちが惜しげもなく体をブルンブルンさせて踊る。しかし僕らはカメラを抱えた大量のおっさん達にあっという間に弾き出された。お姉さん達にバカ長い望遠レンズやビデオカメラを向けたおっさんの群れが壁になって全然見ることが出来ないではないか。見れないどころか道路いっぱいに溢れていて通り抜けさえ出来ない。
サンバのお姉さん達の熱心な追っかけだと思われる。お姉さん達も結構年いってそうなんだけど…好みは人それぞれか。
「みんなエロおっさんなんだね」
とRが言った。
「そうだね」
この子も結構本質を見るようになった。成長したものである。こうやって父親とお手手つないでお出かけしてくれるのも何時までになるやら。いつかお嫁に行ってしまうんだろうなあ…。
ということで、僕の頭の中に流れる音楽は、
サンバはサンバでもてんとう虫のサンとお嫁サンバなのであった。
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05月25日(日)
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