ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■IDO教室。
娘・R(10才)とお風呂で話していた。

「地図で『しもだ』って場所調べたよー。移動教室で行くんだ!」

「しもだ?下田か!」

「静岡県にあるんだよね!バスで行くんだって〜」

「そうだね。伊豆半島だね」

移動教室って、みんなでお泊りするやつだっけ、と思い聞いてみたら

「2泊3日なんだよー」

とのことで。1泊ではないのか。

「Rがいないと寂しいね」

なんてことを言ってみると

「でもRはねえ、もっと泊まっていたいってなると思うよ」

クラスメイトとお泊りすることがメチャクチャ楽しみであるようだ。親としては寂しいけれど、それが普通なんだよなあ。そういえば、僕も移動教室ってあった。「移動教室」とは呼んでいなかったけれども、5年生全員がお泊りした記憶が。だんだん思い出してきたのでRに話してみた。

「パパが5年生の時もみんなで泊まって…ってのはあったけど、1泊だけだったよ」

「そうなの!?」

「しかも超近いところ。太平山」

「え!近!」

太平山とは、実家からよく見える山で、子供でも半日もあれば歩いて行って登って降りて帰って来れる近場である。山の上が桜の名所になっていて、お茶屋が数軒と、あと青少年なんたらの家という施設があり、そこに泊まったのだ。

「あんなところに泊まるとこあるの?」

「うん、あるんだよ」

Rも何度も行ったことがあるので、よく知ってる場所なのである。

「んふふふ、近くて短くてかわいそう」

Rはバスに乗って下田。僕は歩いて近くの山。Rは優越感に浸っているようだ。下田の移動教室はきっといい思い出になるだろう。

僕が覚えていることといえば…宿泊施設は当然男女別れた部屋だったのだけれども、夜、隣の女子部屋の女の子から「部屋に来て」なんてメモをこっそりもらったので、先生に内緒で女子部屋に忍び込んだ…なんてこともあった。甘酸っぱい思い出である。

そんなことを思い出したせいで、Rがもしそんなことしたらどうしよう、と不安になり、居ても立ってもいられず、追いかけて下田に行こうか本気で考え始めてしまった。落ち着け。

またこんなことも思い出した。

同部屋の友達数人で、「スピード勃起大会」というのをやったんである。ルールは、ちんこをさわらず、妄想のみで誰が一番早く勃起するか、という大会である。で、戦いが終わった後に

「何で勃起した?」

とオカズを教えあうという…、って、あ、これは中学校の修学旅行だったかな。さすがに小5じゃ早過ぎなような気がする。

もはや下田じゃなく下ネタである。

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04月25日(金)
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