ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■おほほ頬。
娘・R(10才)が、こないだ買ったポケモンのぬいぐるみをほっぺたにすりすりして

「このかんしょく、すきー」

と言っていたり、僕が椅子に座っていると相変わらず僕の背中と椅子の背もたれの間に割り込んできて

「ここが落ち着く」

とか言っているので、Rのほっぺたをぷにぷにして

「パパはねー、Rとタク(8才の息子)のほっぺたさわってるのが好きさ」

と話した。ちょうどタクも近くに来たのでタクのほっぺたもさわりまくった。子供たちのほっぺたはとにかくぷにぷにで飽きない。おいしいとほっぺたが落ちると言うけれども、ちょっとつまんだだけでぷよんと取れてしまいそうなほど柔らかである。

「ボクのは特にいいでしょう!つやつやぷうだもん!」

そしてタクは自信満々。タクのほっぺはホントにツルツルで、更にツヤツヤと光沢すらある。なので僕がそのほっぺを「つやつやぷう」と名付けた。どうやらそのネーミングを気に入っているのである。

「パパは君たちが寝てる時もそーっと、ほっぺたさわるんだけど」

「そうなの!」

「Rにやると、ものすごい嫌な顔をして向こうむいちゃうんだよね」

「えー!」

Rはほほを赤らめて「そうなの?」と照れた。そうなんである。健やかな寝顔をちょいちょいとツンツンして寝るのが僕が一日の最後にやること。

一緒に寝られて、寝顔にちょっかいを出す。そんなことが出来るのも、もうすぐ終わるんだろうなあ。今日からはひとりで寝る、と、言い出し、ほっぺたを突っつこうものなら変態オヤジ扱いされ…

ほっぺたより涙が落ちてきた。なんつって。

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04月23日(水)
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