ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■オヤジは子供を浜松町。
息子・タク(8才)が浜松町にあるポケモンセンターに行きたいという。

ポケモンセンターというのは、ポケモングッズ専門店のことで、タクははまっているポケモンカードゲーム関連グッズを買いたいんだそうだ。
「じゃあRも欲しいのがあるの。ポケモンのぬいぐるみ」
が欲しいのだという。
「ぬいぐるみって意外と高いよ?何千円もするかもよ?大丈夫?」
としっかり者の嫁が娘を脅すと
「…じゃあちっちゃいの探す…」
ちょっと出鼻をくじかれたようだ。そう、ふたりの予算はお小遣い千円ぶんしかない。その中でやりくりするよう命じている。
そんなわけで僕が連れて行った。ポケモンセンターに着くと結構な繁盛ぶりで、客層もファミリー層からオタク層、普通にかわいい女の子層から外国人観光客層まで様々なジャンルの人達がいる。
タクはお目当てのポケモンカードを入れるケースを、そしてRは
「みてみてー、これカワイイの。あとモフモフして気持ちいいの。あと1000円なの」
ということでお気に入りのぬいぐるみを見つけたようだ。なんか、わたあめみたいなポケモン。僕はまだ151匹だった最初のころのポケモンは覚えてるんだけど、それ以降のは全然ついていけない。
ポケモンカードのルールについては更に分からなくて、タクが説明してくれるのだけれども、なんだか外国人と喋ってるみたいでサッパリ分からない。一方Rは
「パパ、あのね」
と学校での出来事を話してくれるのだけれども
「あのね、こんどおみくじ委員になったんだけど、○○ちゃんが先生になんか言って昼休みにドッジボールで遊んだら一輪車が…」
どうもこの子は人に説明することになると壊滅的で、なんだか宇宙人と喋ってるみたいになる。
「てかなんなんだよ、おみくじ委員て」
「パパ、今日は凶」
「ダジャレかよ」
ともかく買うものが決まったらレジに行くぞ、財布を用意しろ、と指示すると、Rとタクはニヤリとして
「ねえパパー、(自分たちの小遣いじゃなくてパパのお金で)なんか買ってー」
やっぱり僕におねだりが来た!しょうがねーなー、じゃあ安いのならいいよ、と言ってしまい(いつもそうだから毎回たかられるのだ)、タクはポケモンカード2袋、Rはポケモンの文房具を持って来たのでそれを買ってやることにした。
「その代り…。これからお台場でNegicco(新潟出身のアイドル)のライブがあるから付き合え!
「いいよ!」
嫁から許可を貰えたので、浜松町からお台場のライブ会場に向かうのでありましたとさ。
子供ポケモン親好きもん。

おまけ:レアカードが出たとかで、ゆりかもめの中で興奮するRとタク。
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04月21日(月)
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