ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ゴハンがないならお菓子を食べればいいじゃない!
前日の日記でボウリングのことを書いたけれども…。
あれは昼飯抜きでやったんである。児童館で遊べなくてわたわたしてて、ボウリング場に着いた頃が既に14時頃で。どうせ混んでて待たされるだろうから、待ってる間になんか食ってりゃいいや、と思ってまず受付をしたらすぐ出来ますよ、ということで…。
「なんかコンビニでおにぎりでも買ってくるかい?」
食いながらやろうぜ、としたところ
「やだ、ボウリングしたい!」
食べるヒマも惜しく、とにかく投げたいんだ、という強い意志が娘・R(10才)と息子・タク(8才)にはあった。勉強とかピアノにもその情熱が欲しい。この子達は朝がダラダラし過ぎて、朝食を食べ終わったのが11時前ぐらいだったのでそんなに腹が減っていなかったのだろう。
しかし僕は朝から何も食べていなかったので腹減って腹減って…。ボウリングを3ゲームやり終えた後は既に16時を回っており、昼飯どころかおやつの時間も過ぎてしまっていた。今からメシ食うってのもなあ…晩飯に差し支えがある。なので
「おやつ買ってやるよ」
ボウリング場を出たところにちょうどお菓子の安売り店があったのでそこで買ってやることにした。
「いくらまで買っていい?」
「150円!」
いつもは100円なのだが、腹減ってると思うのでちょっとだけサービスだ。Rとタクはじっくりと時間を掛けて駄菓子のコーナーで品定めしている。まるで僕がアダルトなヴィデオを選ぶかのように。表のジャケットに騙されるでない、きちんと裏面もチェックするのじゃ、ほっほっほ、って違う。
ふたりは、うーんと唸ったりブツブツと計算しながらお菓子を選ぶ。この計算が算数の勉強にもなる…とか考えてみたりして、いつまでもなかなか買うモノが決まらないイライラを誤魔化す。
ふたりの様子を覗いてみると、どうもRよりタクの方が計算が速いんである。タクが優秀なのか、Rがトロいのか…おそらく後者なのだろう。どうしたもんか。
僕も余りにも腹が減っているので子供達が迷っている間にキャベツ太郎とかビッグカツとか買い込んでしまった。
「パパー?」
「うん?」
Rがいくつかのお菓子をカゴに入れて持って来た。そして
「150円以上あるかないか分からなくなっちゃったから一緒に計算して?」
と言うではないか。やはりRは計算にもたついていた。
「ああ、いいよ。じゃあ大きいヤツからいってみようか。このアポロチョコは?」
「105円」
「じゃあこのマーブルチョコは?」
「105円」
「はいアウトー!」
「ええっ」
「ええっじゃないだろ!こんな分りやすい計算、なんですぐできないんだっ!」
まさかここまでのレベルだったとは…。タクですら
「もう210円じゃん!だめじゃん!」
速攻でツッコミをいれているのにRは1分ほど考えた後に
「……あ〜そっか〜。えへへ」
ようやく理解したようだ。大丈夫か春から5年生…。さっきもボウリング場でトリプルアクセルの練習してたし…。
お菓子だけにちょっとおかしい。
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03月05日(水)
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