ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■酒は飲んでも風邪引くな。
日曜日、おっさんソフトボールの練習があり、夜おっさん達と飲みに行き、その後寒い中酔っ払ったまま駅前をうろついていたら…、
翌日、二日酔いと風邪と筋肉痛がいっぺんにやってきた。三位一体のジェットストリームアタックを決めて来やがったので、気持ち悪くて貧血っぽくて手足が痺れてて熱っぽくて全身の関節が痛くて。どれが原因でどこの具合が悪いのか、わけがわかんなかった。
夜、仕事から帰って来てから
「どうも風邪引いちゃったみたい」
と嫁に言った。もしラボラボなカッポーだったら
「あらかわいそう。ワタシに風邪の菌を伝染して早く治して〜」
とか言ってくれて、
「フフ、風邪を引いてるっていうのに、うちのワイフにキスをせがまれて困ったもんだぜ」
と自虐風自慢のひとつでも語れるんだろうけれども、ウチにはそんな愛情は足尾銅山の銅の如く枯れているので
「寄るな!近寄るな!触るな!」
即座に接触を拒否され、娘・R(10才)と息子・タク(8才)にも
「子供達、風邪引きが来たぞ!逃げろ!」
そりゃもう徹底的なエンガチョ扱いをされ、体調が悪く心身共に弱っていたところにさらにむごい仕打ちを受け死にたくなった。
はあ、と溜め息をつきながらエッチラオッチラと、筋肉痛のためか風邪のためか分からない関節の痛みを堪えつつ部屋に入ると
「あ、すぐマスクしてよね、あと寝る時は端っこで壁に向かって寝てよね。勿論マスクしたまま」
と更に追い打ち。マスク強制とかドレミファドンかよ、と泣きっ面に蜂な心境であったが、寝室を追い出されて1人で寝ろ、と言われないだけマシだと思い直した。
「あさってはRの二分の一成人式なんだから!風邪なんか引かせられないの!」
なるほど、そういう事情があってのことか。Rの一生に一度のイベントを僕の風邪菌で台無しにしては一生恨まれるなあ…。
ということで、僕にはマスクして壁際で壁に向かってとっとと寝ることしか許されていないので、とりあえずマスクをした。すると
「パパー」
Rが僕に寄り添ってきてくれた。おお、R、君だけは僕の味方だ…と思ったら
「ここやるの好きなの」
と、マスクのノーズフィッター(鼻に当たる部分にあるハリガネみたく固くなってるところ)をぎゅっと曲げた。で、去って行った。うん、今日のパパには近寄らない方がいいよ…。
で、マスクをして布団に入って、壁と向かい合って寝た。壁際に寝返り打って〜♪と歌ってみると咳き込んでしまった。マスク着用のまま寝ると結構苦しい。
「マスクしたまま寝るのは喉が潤っていいんだよ」
と嫁は言うが喉は潤う前に肺が枯渇しそうである。とかいって、それでも僕はいつの間にか寝たようであったが、朝、起きてみると見事、マスクは口から外れていた。寝ている間に外してしまったようだ。やはり苦しかったのだろう。
「寝た後すぐ外してたよ」
嫁は忌々しくもしっかりチェックしていた。チッうっせーな。寝てる間のことなんてどうにもならないだろ。と言いたいところであったが、ひとつ言い方を間違えると、マスクを外した代わりに生きてる間にデスマスクを作られる恐れがあるのでやめた。
反省してまーす。
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02月26日(水)
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