ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■我永遠に氷をアイス。
今日も今日とて仕事から帰って来ると、玄関外にプッチンプリンの容器が数個置かれていた。

中には水が入っている。おそらく子供たちの仕業だろう…と思ってウチの中に入ったら、

「パパ見た?実験してるんだ!」

息子・タク(8才)が嬉しそうに話す。

「今夜は寒いから氷が出来るだろうな」

すでに外は結構な寒さだったので、思惑通り凍ってくれるだろう。しかしタクが期待していたのは

「結晶を見るのが楽しみ!」

このことであった。雪の結晶が出来ると思っているらしい。

「いやー…あれじゃあ普通の氷が出来るだけだと思うよ…」

と言うと

「できるもん!気分が悪くなった!」

ヘソを曲げて布団をかぶって寝てしまった。最近難しいなあ…。

翌朝、

「やったー氷が出来てるー!」

嬉しそうにプリンの容器から氷をポコンと取り出していた。

「どうだい、結晶は…」

と覗き込むと

「フン!」

ものすごいメンチを切って僕をガン無視。最近こういうことがよくあって本当に難しいなあ…。ちょっとしたことでもすぐ機嫌を損ねられてしまう。反抗期なんだろうか。君だって僕と嫁の愛の結晶なのに。

氷だけに、冷たい対応。なんちて。

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02月07日(金)
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