ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■サンタあの子のなんなのさ。
この時期、子供たちに言うことを聞かせるのは簡単である。
「悪いことしてると、サンタさんがプレゼント持って来てくれないぞー」
と注意すると、普段僕をナメてふざけている息子・タク(8才)もピシッと態度が改まる。
「サンタさんはよい子のところにしか来ないからな。悪いことしてる子には、
『あの子は悪い子だなー。プレゼントあげるのやめよう。でもまるっきりプレゼントがないのもかわいそうだからダンゴムシ2匹ぐらいはあげようか』
って考えながら見てるからな。だからお前の今年のクリスマスプレゼントはダンゴムシ2匹だっ」
「やだー!」
そんなことを言いながら、子供を叱りつけていたものである。
ある日、タクのクリスマスプレゼントの希望を一応確認しておこうと思った。前からポケモンカードのセットが欲しい、とは聞いていたが、子供の気持ちは移りやすいために念のため確かめておきたかった。娘・R(10才)もポケモンのオモチャが欲しいと言っていたのに、コロッと別のものに変わったし。そんなわけで
「タクはクリスマスプレゼントは何が欲しいの?」
と聞いてみたら
「サンタさんはずっとボクのことを見ているから知ってるはずだ。だから言わない」
だと。かわいくねー!サンタをダシに説教していたことがアダとなってしまった。おのれ、どうやって口を割らせようか、と考えていたら、ちょうど新聞の折り込みにトイザらスのチラシが。それを見たタクが興奮し、
「ボクが欲しいのあるかなー!あ、あった!ポケモンカードセット!サンタさん、ポケモンカードセットをくれますように!あ、でもサンタさんは外国に住んでるから今寝てるかなー」
とか絶叫しながら空に向かって祈っていたのでチョロいもんである。サンタなど外国にはおらぬ。壁に耳ありジョージとメアリーとはこのことだ。
サンタは〜そこには〜いません〜眠ってなんか〜いません〜。
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12月17日(火)
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