ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■芸術の冬。
子供達の学校で「作品展」があったので観に行ってきた。
体育館の中に、全校児童の絵やらオブジェやらがびっしりと並んでいた。その中に娘・R(10才)と息子・タク(8才)の作品を探し、彼らも一緒に見て回り、本人達の解説付きで鑑賞。
まずRの作品は、自分で考えたお城の絵。カラフルでいかにもお姫様が住んでいそうなお城。そして花いっぱいの庭園。Rの頭の中ってお花畑なんだろうな、と、いつも思っていたが、それを見事にビジュアル化したような作品で感心した。
また、これも自分で考えたというオリジナル恐竜のオブジェ。これがでかい。かなりの力作である。しかし
「これね、早くおうちに持って帰りたいの」
とRが嬉しそうに言うので
「ええっ」
思わず僕と嫁がハモってしまった。すっごい邪魔…とまではさすがに言えなかった。
続いてタクの作品。発砲スチロールを使って何かモノを作る、というテーマの工作。タクのは太鼓の達人のような、太鼓の形をしたものがあり、それにバチのようなものがふたつ、ヒモで結ばれていた。作品名が書いてあり、それを読むと
「めんたいこのたつじん」
ダジャレかよ!どうやらバチの形が明太子をイメージしているらしい。このダジャレ癖は誰に似たのだろうか。
Rとタクは自分達以外の学年の作品も見て回っていた。特に上級生達による、でっかいテレビにて上映されていた「ストップモーション」の作品が面白かったようである。ストップモーションとは、パラパラマンガの写真版、コマ撮りである。
ジャンプした瞬間を撮る→ちょっと位置をずらしてまたジャンプした瞬間を撮る、の繰り返しで撮影した写真たちをコマ送りし、あたかも宙に浮いたまま移動しているように見える作品が上映されていて、Rとタクは興奮してすごいすごいと大喜びし、
「ウチらもやりたい!パパ撮って!」
家に帰ってからコマ撮りをやらされるハメになってしまった。
「じゃあはじめんぞー」
デジカメを構え、学校で見たのをマネてコマ撮りしていく。少しずつ位置を変えてジャンプするところをパチリ。少しずつ位置を変えて正座しているところをパチリ。撮影した画像達をスライドショーにしてみるとわりとうまくいき、あたかも空中浮遊していたり、正座したままずずずずと動いているように見え、
「ぎゃはははははは!」
Rもタクも大爆笑していた。
「じゃあこういうのもやってみようか」
と、考えたのは、Rがタクにケリを喰らわせようとするのだけれども、ケリがまさに当たろうかという時にタクがパッと消えてしまう、というコマ撮り。これもふたりとも自分で自分の姿を見てゲラゲラ笑っていた。
それらのコマ撮り作品を、GIFアニメにでもすれば容量も軽いので、作ってココに載せようとしたのだけれども、それは出来なかった。それは何故かというと、タクが撮影前に異常にテンションが高まってしまい、
「撮る前に脱ぐ!」
食べる前に飲む、みたいなフレーズを吐いて、ぱんついっちょうになってしまったからである。ちょうど緑色ベースのぱんつだったため、まさに小島よしお状態。
「なんで脱ぐんだよ!着ろよ!」
「やだ!着ない!」
いくら服を着ろと言っても、なんかテンション高すぎて理屈が通じない世界に行っちゃってるし、じゃあ撮らないと言ったらそれ以上に騒ぐしRは悲しそうな目で見るし、ということでめんどいからパンイチのまま撮ってしまった。最後は案の定ぱんつすら脱いでいたし…。そんなわけで公開できなくなってしまった。
「パパ、もっと撮ろう!」
子供達はまだまだコマ撮りをしたいようであったが、
「やだ、もうお前のちんこ撮りたくない!」
いい加減イヤになってきたのでコマ撮りを終了させてしまったのであった。
これをコマ撮り姉妹(仕舞い)といいます。なんちて。
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12月04日(水)
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