ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ボウリング娘。
「花やしきに行きたい!」
珍しく嫁が積極的にオススメしてきた。どこかでもらった入場券があるので、有効期限が切れないうちに行こうと言う。浅草のレトロな遊園地で遊んだり、近くのうまい洋食店とかで食べたりするのもいいかもね、と、子供達を連れて行こうとしたら
「えー…」
娘・R(10才)と息子・タク(8才)も全然食い付いてこなかった。
「どうせ行くならボウリングに行きたい」
「そうだそうだ」
なまじ近くに「としまえん」があり、しょっちゅう行っているため既に遊園地は食傷気味のようすである。贅沢なやつらだ。それよりもたまーにやるボウリングの楽しさに目覚めた様子。
嫁も僕も寂しさを覚えながら、じゃあどこのボウリング場にすんべかねえ…とインターネッツで探してみたら、午前中はすっごい安くなっているところがあったので、とっととレッツラゴー。

「うおりゃー!」とタク。

直立不動でボールの行方を見守るR。
子供達はレーンの両脇にバンパーが付いていたのでガーターにはならなかったけれども、まあ50〜60点ぐらいで。そして嫁はガーターありで同じぐらいで。
そして僕は、今日は回転をかける系の練習をしていたらものの見事にスコアがガタガタ、工藤のカーブばりに曲りすぎてガーターになったり逆に曲らなかったり、散々であった。スコアは僕の母の年齢より少ない始末。で
「わーい、パパに勝ったー」
タクにすら負けてしまった。おろろーん。3ゲームやったが、最後の方はみんなあまりにもヘボ過ぎて口数が少なくなってしまった。誰もストライクとかスペア取れないもんだから「イエーイ」とかなくてお通夜のようであった。
それでもまだやりたいというRとタクを
「これぐらいにしておくべ。腕も疲れてるだろう」
となだめてボウリング場を後にした。外に出てなんか昼飯でも食ってく?と話していたところ、
「ああーっ、靴がー!」
急にタクが叫ぶので、何事かと思ったら、借りたボウリングシューズを履いたまま出て来てしまったのであった。
「何やってんの!」
嫁が慌ててタクの手を引っ張ってボウリング場にUターン。程なく戻って来て
「タクの靴探したらうちらがやったレーンにそのまま。隣でやってたおじさんに笑われたよ」
この日記的には面白いボケであったが。
「このへんに靴ありませんでしたか?つい今しガーターまでやってたんですけど」
なんつって。
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11月24日(日)
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