ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■子供は風の子。
朝、登校する子供たちと一緒に家を出ると、息子・タク(8才)が半そで半ズボンだった。季節感がない昭和の子供かよ。
「なんか上着着なさい。寒くないのか?」
こないだインフルエンザの予防接種を受けたばかりだというのに、こんなんで風邪とかインフルになってしまってはたまらない
「やだ、寒くないもん」
しかしタクは頑なだ。
「お前が寒くなくても見ているこっちが寒いんだよ」
そう言ってハッと強烈なデジャブが。そういえば、僕も昔、細かい状況は思い出せないが、母に同じことを言われたことがある。僕も冬にこんな格好をしていたのだろうか?
いや、むしろ僕は寒がりで、冬の体育の時間の強制半袖半ズボンにはとても不満を持っていて、一揆を起こすぐらいの勢いだったはずだが…。今でもそうなんかね。モンペからものすごいクレームが来そうだけど。そんな寒い恰好させてウチの大事な息子ちゃんがインフルエンザにでもなって受験できなかったらどうしてくれるんざあます、みたいな。
上着着ろ、着ないでタクとカヤカヤやりながらウチの外に出て、一緒に登校する子供達と合流すると、
「ウチのクラスは年中ノースリーブの子がいるよ〜」
と、6年生の女の子が言う。そりゃまた端から見てるだけで寒そうな。インフルエンザの予防接種するには楽だろうけどさ。冬でも半袖子供って男の子のイメージがあったが、女の子でもいるんだな。まあ年中生足の女子高生もその仲間と言えないこともない。こちらはむしろ大歓迎である。スカート&ジャージとか無粋なことはやめてもらい、是非冬場を乗り切ってもらいたいものである。
「じゃ、行こうかね」
歩き出しましょう、とみんなに言って出掛けようとしたら、タクが擦り寄ってきて
「ねえパパー、ポケモンのゲーム買ってー」
ドサクサに紛れておねだりを始めた。
ははは、ない袖は振れん!
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11月23日(土)
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