ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ごちそうさん。
「なにかご馳走食べたいのある?」
と嫁が聞いてきた。そりゃお前若いオナゴが何よりのご馳走じゃてフエッフェッフェ、と思ったがそういう下ネタは効きそうにない。僕の誕生日なので、何か好きなモノを食わせてくれるらしい。ありがたいことである。
「去年とかはどうしてたっけ?」
と思い出そうとしてこのブログをカチカチ遡っていったが、
「去年はお寿司、一昨年はディズニーランドだね」
嫁が書き続けている10年日記をササッとめくってパパッと答えた。ちっ。ちっとも役に立たないなあこのブログ…。
そう、去年は息子・タク(8才)の同級生のお父さんがやっているお寿司屋で食べ、一昨年はディズニーランドに行っていたのである。僕の要望というよりは、娘・R(10才)と息子・タク(8才)の食べたい&行きたい欲に誕生日を利用された形だが。
今年はディズニーランドは夏に行ってしまったし、寿司も先月の今頃タクの遅い誕生日祝いで食べてしまったし、
「特に今んとこないなあ…」
別に特別なことはしなくていいよ、と答えたら
「じゃあRが宿題が今日の晩ご飯ということで」
ちょうどRが、何か料理を作ってレポートを書かなければならない、という宿題があるのだという。
「へえ、何作るの」
と聞いてみたら
「わかめごはんとサンドイッチとカップケーキ」
主食と主食とスイーツ…。こ、これは、
「バランス悪くね?」
「Rが作りたいって言うんだからしょうがないでしょう!」
怒られた。メニューはそれで既に固まっているようなので、口出ししないことにした。で、夕方頃から嫁とRが一生懸命台所で奮闘しているのを隣の部屋から陰ながら応援していたら、いつの間に昼寝してしまっており、どれくらい経ったのだろう
「邪魔なんだけどこの人!」
と嫁が僕の頭上でブツクサ言っているのが耳に入ってむっくり目が覚めた。
「あら聞こえた?おほほ」
「そりゃもうバッチリ。邪魔ですいませんね」

夜、Rが作った、わかめごはんおにぎり、サンドイッチ、カップケーキが並んだ。
「おう、よくがんばったじゃないの」
Rを褒め称えると
「食べる前にボクがハッピーバースデー弾くよ!」
タクがキーボードでハッピバースデーツーユーと弾いて、みんなが歌ってくれた。タクの誕生日の時はRが弾いたのだが、それが思いっきりつっかえつっかえだったので、ボクはもっと上手く弾けるんだぞ、とドヤ顔であった。そして嫁は
「これだけだとバランス悪いのでスーパーで買ってきた」
と刺身を出してくれた。みんなが祝ってくれるありがたさ。そしてなんだかんだ言って嫁は優しい。
僕と刺身はよく似ている。
ツマとセットじゃないとダメでしょう!
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11月22日(金)
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