ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ムシキング。
息子・タク(8才)が
「パパ、見てー」
と虫カゴを持って来た。中に土やら石やら枯れ葉が入っている。この時期になんの虫を飼うのだろうと思って聞いてみたら
「ダンゴムシ!」
「えー!」
わざわざそんなものを虫カゴに入れて飼うとは…。ちょっとじめじめしたところだったら、石をひっくり返せばいっぱいいるだろそんなもん…。僕もよくダンゴムシをつっついて丸まらせたりして遊んだりはしたが、飼おうとまでは思わなかったなあ…。
しかしタクは嬉しそうだ。飼い方を学童保育で教わったらしい。
「エサはどうすんの?」
と聞いてみたらニンジンやら金魚のエサがいいらしい。ダンゴムシが何を食うかなんて、これまでの人生の中で考えたこともなかった。
「ダンゴムシってじめじめしたところが好きだから土が乾かないようにしたほうがいいぞ」
と言ってみると
「だいじょうぶ!霧吹き!」
タクは嬉しそうにしゅっと土に降り撒いた。用意周到なことで。虫カゴの中をよく見ると何匹かモソモソと動いている。中にはグレー一色ではなくて茶色っぽく、背中に黄色っぽい模様があるダンゴムシもいる。
「お、このダンゴムシ、メスだな」
「そうだよ!子供産むかも知れないよ」
タクはこのダンゴムシたちが子供を産んでいくのを期待しているようだ。あんまり増えすぎるのもちょっとグロいので勘弁してもらいたいが。子供を産んでも3匹ぐらいまでで…。
すなわちダンゴ三兄弟である。なんちて。
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10月27日(日)
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