ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■週末の予定は、急に決まらなくなった。
金曜日の朝のことじゃった。
翌日の土曜日は、僕は休みだが嫁は仕事に行くことになっていたので、娘・R(10才)と息子・タク(7才)の子守りを頼まれた。
「どうする?としプー(としまえんプール)にでも行くかい?」
今年最後の泳ぎ納めでもするかい、と誘ってみたら
「うーん…」
ふたりともイマイチな様子。遊園地に連れてってやると言ってるのになんという贅沢なヤツらなのだろう。とはいえ、近所だから何十回も行っているのでさすがにマンネリか。こないだディズニーランドも行っちゃったしな…。ハーゲンダッツ食った後にビバオールすすめてるようなものだからなあ。いや、僕はどっちも好きだけど。
「としプーより、お祭りに行きたいんでしょう」
そう嫁が横から口を挟む。
「ああそうか、氷川神社のお祭りか」
そういえば、今度の土日は神社のお祭りがあり、御神輿や子供山車が街中を練り歩くのだった。

子供山車はチビッコが綱で山車を引っ張って歩く。ご褒美にいっぱいお菓子がもらえるので毎年参加しているのだ。この時はタクが希望して山車の上に乗せてもらって太鼓まで叩いている。
じゃあ今年も山車引っ張ってお菓子貰おうぜ、と決めようとしたら
「うん、やりたーい」
タクはやる気満々だったが
「Rはやりたくなーい」
Rはこれを拒否。
「そっか、君はもう4年生で、お姉ちゃんだもんなあ」
本当はこの子供山車は幼稚園児までの参加なのだ。小学生は御神輿を担ぐことになっている。Rもタクもちっこく、御輿を担いでいる子供達に混じっても埋もれてしまうだけなので、山車に参加させていたが、周りの他の子供達は更にちっちゃい子ばかりなので、頭の中がお花畑のRもさすがに場違い感と恥ずかしさを覚えたのであろう。
「じゃあ御神輿やるか?」
「やだ」
かといって御輿を担ぐ根性があるわけでもなく。結局何をするか決まらないままである。今年最後のとしプーか。お祭りか。去年のことを思い出すとラストとしプーもお祭りも、いずれも地獄のように暑かったような。そのためには金曜日のウチにきちんと準備しておかなければならないのに…どうしよう。
これを、地獄のサタデーも金曜日次第、といいます。なんちて。
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09月07日(土)
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