ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■それは先生。
夜、仕事帰りで電車から降りて駅を出る階段を昇っていると、向こうからはっとするようなキレイなお姉さんが降りてきた。
その人は子供達が通う小学校の音楽の先生であった。美人の先生と言うことで子供達よりも僕ら父兄のオヤジ達の間で評判であり、授業参観では自分の子供はいないのにその先生の授業を見に行くオヤジが多数集結しママさん達の顰蹙を買ったり、近所の盆踊りの時にその先生が来ていた時もオヤジが多数集結し、何故か先生とオヤジ達の握手会になってしまってってまたママさん達の顰蹙を買ったり、さながらアイドルとそのオタクのような有様となっていた。
僕も学校行事で何度か挨拶したことがあるが、向こうは僕のことなど覚えてないと思われるので、下手に
「こんばんわ、デユフフ」
とか挨拶しても、単にキモオヤジが迫っているだけであり通報されかねないので、ここはスルーするのが無難だろう…ということを先生を見かけてからすれ違うまでの2秒ぐらいの間で考えていたら
「こんばんわ〜」
なんと先生の方からニッコリ笑って挨拶してくれたではないか。認知されてる!認知されてるよおおおお!と興奮しまくって、仕事でささくれだった心が一気に和んでしまった。
更に次の日の朝、今度は駅に向かう途中に先生と遭遇。
「おはようございまーす」
再びさわやかな挨拶をされ…。職場に向かうどんよりとした気持ちも多少テンションが上がった。その夜、ウチに帰って来てからすぐさま
「昨日と今日、音楽の先生が駅にいて挨拶してくれたぜウヒョヒョヒョ」
嫁と子供達に自慢したら
「ワタシだって今日イケメン先生に会ったし!ウチの前の道歩いてたし!挨拶してくれたし!」
ムキになった嫁に対抗されてしまった。イケメン先生というのは、娘・R(10才)の隣のクラスの担任で、まだ20代のスポーツ万能先生である。こういうミーハーな親だらけなので、先生という職業も結構大変なんだろうなあ。
僕ら父兄でやっているソフトボールのチームにも助っ人で参加してくれていて、強力な戦力となっているので有り難い選手なのだ。
これがホントの選手先生。なんちて。
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09月01日(日)
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