ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ディズニーに行くディスティニー。
日曜日はディズニーランドに行き、夜はホテルにお泊まりする予定であった。
これは娘・R(10才)の
「お誕生日のプレゼントは、お泊まりしてディズニーランド行きたい」
という強い希望によるものである。
そのため土曜日はお出かけに備えて準備。Rと息子・タク(7才)に、夏休みの宿題である自由研究を完成させろ、と嫁が檄を飛ばす。
嫁が買い物に行っている間、レポート用に必要な実験の様子を撮った画像をプリントアウトしたり
「これどうしたらいいの〜」
とオロオロしているタクの手助けをしてやったりしていたが、帰って来た嫁に
「まだそんだけしかやってないの!そんなんじゃ明日行けないよ!」
嫁が想定していた進捗状況とはまるで違ったらしく、イライラをぶちかまされた。
「あなたも家にいるだけなんだからちゃんと見てやってよ!」
僕にもとばっちりが飛んで来て、こ、これは、怒りのスプラッシュマウンテンや〜。
勉強が一段落したので、今度はお出かけの用意。持って行くものを準備しなさいと子供達に言うと、Rは
「コレで行きたい」
とキャリーバッグをゴロゴロ引っ張り出してきた。
「そんなデカイの必要ないだろ。それずっと引きずってディズニー回る気か?」
即座に却下しようとしたのだが、嫁によると、昨日嫁が子供達が電車に乗った時に、キャリーバッグの上にお土産か何かが入ったディズニーリゾートの袋を乗せて転がしている、明らかにディズニー帰りのお姉さん達がいたのだそうだ。
それを見たRが、お姉さん達のディズニーお出かけスタイルに憧れてしまったらしい。デカイだの邪魔だのは関係ないのだ。僕はやめようよ、と止めようとしたのだが、形から入るRのこだわりは強く、なかなかウンと言ってくれない。風俗で欠かさず体操着ブルマプレイをオプション注文するオヤジのようなこだわりだ。
「まあまあ、Rの誕生日プレゼントだし、Rのやりたいようにしようよ」
更に嫁も意外にもRの肩を持つではないか。普段子供達のワガママには厳しいのに、こだわりには理解を示す。今度体操着ブルマ着てもらおう。
普段、タクはポケモンカード買ってー、とか何かとチョロチョロとワガママを言うのだけれどもRは滅多に言わない。ただ、数は少ないけどたまに言うワガママの規模がデカいのだ。
ディズニーランドに行くということで、子供達はワクワクしてるのは当然なのだが、実は嫁も
「あーワクワクする。バズの高得点取れる裏技があるんだってー」
とか密かに興奮していて、
「朝イチダッシュでプーのハニーハントのファストパス取ってこい」
僕に無慈悲な指示を飛ばす。ファストパスじゃなくてフィストファックならイイッスよ。そんなわけで家族みんなが浮かれまくりつつ晩飯を食べていると、サーッと雨が降ってきた。ちょうどテレビでは天気予報が始まると
「明日は雨でしょう」
ガーン。昨日の予報では降らないって話だったのに…。
「雨ならしょうがないな。明日はやめにして、あさってにしよう」
と決めたところ嫁も子供達も一斉にショボーン。
「あした早起きして行きたかったな…」
特にRは泣きそうなぐらい落ち込んでいた。許せ娘よ。決断した僕も辛いのだ。一応明後日の天気予報は「曇り時々晴れ」になっているが、明日の天気予報だって1日で内容がコロッと変わっているし、不安は残っているが…。ゲリラ豪雨も多いし、不安定な状態なのだろうか。
晴れているのに雨が降っていることを「狐の嫁入り」と言うが、ディズニーリゾートで降られると「ネズミの嫁入り」って言われたりして。同名の童話があるけど…。ミッキーとミニーがペアでのパレード中だとそういう趣もあるかも。
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08月25日(日)
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