ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ビューティフルサタデー。
キャンプから帰って来た娘・R(9才)と息子・タク(7才)は疲れ果てていた。
土曜日、嫁は朝早くから仕事に行ったのに子供達はだれている。
「今日はどうする?どっか行って遊ぶ?」
と聞くと
「おうちでゴロゴロするうー」
すんごい気怠い返事が。
「お昼ご飯どうする?」
「なか卯ー買ってきてー」
いくらキャンプ場で全力で遊んで来たとはいえ、だらけすぎにも程があるだろう。夏の土曜日に引きこもりっぱなしなんてもったいなさ過ぎる。少年時代の夏休みは二度と戻ってこないんだぞ…。もし1日だけでも小学校時代の夏休みに戻れるとしたら何万出してもいい。
ということでなか卯には無理矢理連れてった。夏休みの思い出がなか卯というのもどうかと思うが。
夕方になると多少復活してきて
「お祭り行きたい〜」
と騒ぎ始めた。駅前の商店街のイベントがあるのだ。それならなか卯よりは多少夏の思い出のイメージに近い、ということで行ってみた。

Rはヨーヨー釣り、スーパーボールすくいなどをやりたがり、

タクは電器屋が店の前にwiiとテレビを出して10分100円のマリオカートに夢中であった。そのお金はもちろん自分達のお小遣いである。
また、Rは駄菓子屋で売ってそうな、中国製っぽいチープでプラッチック製のすぐぶっ壊れそうなオモチャを欲しがっていたので
「やめなよー。すぐ飽きるか壊れちゃうよ」
こんなものに無駄遣いしてお小遣いを減らすな、と止めようとしたのだけれども
「Rはたっくんと違って、いつも無駄遣いしないからたまにはいいでしょ!」
と涙目に訴えるものだから
「そんなに欲しいなら好きにするがいいさ…」
「やったー」
押し切られてしまった。僕には陳腐なモノでもRには宝物に見えるんだろうね…。タクはポケモンカードだのポケモントレッタだの欲しいものだらけでお小遣いをすぐ使ってしまうのだけれども、Rはコツコツと貯めているのである。
将来そうやって貯めたお金を、僕には陳腐に見えてもRにはイケメンに見える男にぶっこまなければいいのだが…。
雲行きが怪しくなってきたのでそそくさと帰り、嫁も仕事から帰って来て、ほんの10分後ぐらいにものすごい雨と雷がやって来た。
テレビをつけたら隅田川の花火大会が中止になり、樹木希林や高橋英樹がひきつったトークをしており、チャンネルを変えたらNHKでダイオウイカをやっていた。それを観たかったのだけれどもタクにチャンネルを変えられ、何故かラーメンランキングを観させられる羽目になった。
「あしたラーメン食べたい!」
「じゃあ行こうかしら」
見事洗脳されてしまったタクと嫁であった。
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07月28日(日)
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