ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■【ロケ地:江古田】
「カラオケ行きたい!」
息子・タク(7才)があまりにもうるさいので、僕がタクと娘・R(9才)と連れてちょっとだけ行ってみた。
僕も嫁もカラオケは嫌いな方なので、今まで一度も子供達を連れて行ったことがなかったのだが、栃木の実家に泊まりに行った時、僕の母が連れて行ったことで楽しみを覚えたらしい。
それから去年の5月頃、僕も帰省した時にやはり母と子供達で行ったこともあるが、その時はアホが見るブタのケツとか歌っていたよなあ…。なんで金払ってまでそんな歌を…と思ったが。
どうでもいい知識だが、わが街・江古田のカラオケ館は第1号店である。ちなみに牛めしの松屋も江古田が第1号店だ。
「ほれ、好きなだけ歌え」
部屋に入って子供達を好きなようにさせた。僕はコーヒーを頼んでズズズと啜った。歌う気はない。タクは早速操作パネルをいじくりだし、
「コレ歌うんだ!」

Perfumeの「未来のミュージアム」を歌い始めた。ドラえもんの映画でやってたんだ、とのこと。どうやらこの曲を一番歌いたかったらしい。

あとはポケモンの歌を何曲か歌うと…
「ねえ、なんか歌って欲しい歌ない?」
あっさりネタ切れした様子。あれだけやりたいやりたい言ってたくせに呆気なさ過ぎる。しょせん7才児よのう。
やりたいやりたいと、あまりにもうるさく言うのでやらせてあげたら早漏過ぎてあっさり終了されてしまった女の子の気持ちが分かった気がする。別に分かりたくもなかったけど。
「前、アホが見るブタのケツ歌ってたじゃん。やれば」
「やだよそんなの」
もうそんな下らない歌なんて歌えないよ、とばかりに、いっちょ前に選り好みしているし。
「Rは歌いたいのないのかい?」
と聞いてみたら
「ない〜」
ソファの上で寝っ転がって眠そうに答えた。もともとRもカラオケはそんなに好きではないのだ。マイク越しの自分の声が恥ずかしいとかで。
「じゃあみんなでNegicco歌おうぜー」
そんなわけで僕がはまっていて、子供達もよくライブに連れて行ってる新潟のアイドル・Negicco(ねぎっこ)の歌を何曲か歌ったのであった。地方アイドルの曲もちゃんと入ってるんだなあ…。

Negicco「愛のタワー・オブ・ラヴ」

Negicco「ねぎねぎRock〜私もお家に連れてって〜」。この女の人はNegiccoではない。汎用BGVのお姉さんである。平成ヒトケタ代のAV女優のような微妙な古臭さ。相変わらずカラオケの映像って古臭いんだね。僕が学生の頃って、やたらとシャドウボクシングしてる兄ちゃんとか、女にビンタされる男とかがよく出ていたような気がする。
絶対時間延長なんかしないからな、と固く決意していたものの、レパートリーが少なかったため1時間で済んでしまった。30分でもいけたな。
もうしばらくカラオケに行くことはないだろう…と部屋を出ると、待っている客がたくさんいて驚いた。僕らが入った時には全然いなかったのに。
お金を払って外に出ると、これまた入った時には降っていなかった雨が結構降っていて風も出ている。こんな天気だから外で遊ぶよりカラオケでもやろうぜ、ってことになるのだろうか。
風が吹けばカラオケ屋が儲かるってやつである。
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04月23日(火)
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