ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■オムカエデゴンス。
前の日記にも書いたと思うが、今夜も嫁はママさんバレーの練習に参加し、娘・R(9才)と息子・タク(7才)も付いて行っていた。
最後までいると遅くなってしまうので、夜8時頃僕が子供達を迎えに行った。場所は小学校の体育館である。まだ卒業式の進行表と紅白の垂れ幕がかかったままであった。
嫁を含めたバレーの人々は練習試合をやっており、Rとタクは得点係になっていた。
「帰ろうぜ」
と言っても
「ヤダ!」
言うことを聞かない。おそらくそうだろうと思ってちょと早めに来たのだ。少し暴れさせて帰ろう…と様子を見ようとしたら、Rなどは
「ねえパパ、おんぶして?」
などと甘えており、既に明らかに眠そうであった。嫁はそんな僕らをたまにチラリと見ながら白球を追っていた。写真を撮ってやろうかとも思ったが、こないだは撮影禁止のアイドルのライブ現場でもそこまで怒らないだろうってぐらい怒られたのでやめた。
1セットが終わったようで、みなさんが休憩に入った。ママさんバレーとはいっても若い女の子も多く、女子高生っぽい女の子とタクが戯れていた。いつの間にJKと仲良くなってんだっていう。
タクは女の子に取っ組み合いの闘いを挑むのだけれども、アッサリ抱えられて肩の上まで持ち上げられてしまう。ずいぶんパワフリャーな女の子だ…。
「ぎゃーー!やめろ!はなせ!」
タクは半分嬉しそうにわめいてようやく降ろされ、接近戦の不利を悟ったタクは今度は距離を置き、あろうことか靴下を脱いで丸めてぶん投げる攻撃に出た!
「こら!タク!汚いからやめろ!」
さすがにちょっとアレだろと思って止めに入ったのだが、女の子は普通にタクの汚れ靴下を拾って丸めて
「返してやらないー」
と笑って逃げて行ってしまった。
「ごめんねー。汚いの拾ってもらっちゃって…」
慌てて僕が取り返そうとすると
「いえ、自分もこれぐらいの弟がいるので平気ッス」
何故か男子柔道部員のようなゴッツイ喋り方で返事されてしまった。
「んじゃ帰るよ」
みんながネットの張り替えをしているので、この辺で帰るのがちょうどいいかな、と、ようやく子供達も帰る気になったようで、タクは「バイバイ」「おやすみ」と嫁にラブコールをして後にした。嫁は絶対僕がやるわけないと分かっていても、
「あなたもやる?」
と笑いながら誘っていたが、僕はやっぱりバレーのネットよりインターのネットが好きである。
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04月01日(月)
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