ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■幸せの黄色いランドセル。
金曜日の朝、いつものように学校に行く子供達と一緒に家を出る。
今日が終業式だとのことで、もう春休みなのである。いいなあ。3年生の娘・R(9才)と、1年生の息子・タク(7才)を見るのは今日が最後、ということになる。よその子の成長は早い、とはよく言うけれども、自分の子だってめちゃくちゃ早いと思う。
特にタクは1年生なので、1年生のシンボル、ランドセルの黄色いカバーを見るのも今日で最後である。練馬区の小学1年生は、練馬区のゆるキャラ「ねり丸」を背中に背負っている。僕はこのキャラがのだが、これも最後。
最後最後と思いながらも子供達は当然いつも通りに
「いってら」
「ばいばい」
いつもの別れ道で別れて行った。
夜、帰ると子供達の絵や作文や工作など、学校で作成したいろいろなものが僕の机に載っていた。なかなか味があって面白かったのがRの創作物語。女の子とお母さんが花火を観に行く話。…なんでお父さんが出てこないんだよう!
タクの作文は「入学式」で、初めて小学校に行った時のことを書いていて、
「どきどきしたけど、じぶんではうまくできたと、おもいました」
なんていう感想があり、あのいつも人生を舐めたようなおちゃらけキャラのタクも緊張するんだ、と感慨深い。しかしその先を読み進め、
「ひとつだけしっぱいしたことがあります。それは先生がせつめいしているときに、ぼうはんブザーをならしてしまったことです」
と書いてあって吹き出してしまった。なにやってんだか。翌日、タクに
「お前、入学式にそんなことやってたのか」
と聞いてみたら
「そうなんだよ!どうしようって思っちゃったよ!ぎゃはは」
彼の頭の中では既に「今となってはいい思い出だ」みたいなエピソードになっているようだ。そういえば僕の目の前でも鳴らされたことあったし。僕が変質者みたいじゃないか、と焦ってしまったことを思い出した。本当に落ち着きがない。
タクの「1年生」はもう終わってしまったが、未だ「要安静」ではあるようだ。
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03月24日(日)
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