ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
[5183135hit]
■江古田はエコだ。
江古田の商店街で「ナイトバザール」というイベントがあった。
商店街に食べ物や子供向けのゲームの屋台が出たり、アトラクションが行なわれたりする。

あとは東京ヴェルディが来てキックターゲットをやってたり、美少女着ぐるみが子供にアメ配ってたり、赤鬼青鬼が子供に豆配ってたり、…他色々である。
今回は100回記念でボールペンやお菓子がもらえたり、屋台の食べ物が安い、ということで僕ら貧乏家族は全力で参加した。
会場には既に僕らのような、記念品をもらうための人達の長蛇の列が。しかし配布が始まるとあっという間に列は消化され、僕らもいただくことが出来た。しかし景品はまだまだ山のように残っていて、スタッフの方達が
「あれ、思ったより捌けてないな」
という顔でその山を眺めながら
「いかがですかー。記念品配布中でーす」
道行く人達に声を掛けていた。
「どうですか、もらってって!」
僕も声を掛けられたのだが既にもらっていたので
「もういただきました。ありがとうございます!」
とお礼を言うと
「正直だねえ」
と苦笑いされてしまった。建前上はひとり1個ずつになっていたが、ここは空気を読んでもうひとついただいちゃってもよかったらしい。後で中を見ると結構いいボールペンだったのでなおさら後悔した。
娘・R(9才)はチョコバナナを食べたり
「百円ぐらいでカワイイのないかな…」
とか呟きながら文房具屋を物色していたり、息子・タク(7才)は射的をやったり、いつの間にか無料体験の人力車に乗ってたりとか、それぞれ好き勝手にやっていた。

ゴルゴ風。
で、僕はというと練馬区の公式キャラ「ねり丸」がやって来るというので、それが何よりの楽しみであった。僕はねり丸が大好きなので、以前もねり丸が来るイベントには何度か見に行ったことがある。
彼はいつ来るか、いつ来るのかとソワソワしていたら、ヤキソバを買うために並んでいる時にのそのそと歩いて来た!

練馬区民に大人気。

でかい。
この時、嫁達は別の場所にいたので
「ねり丸が出たぞー!」
速攻嫁に電話。嫁もすっ飛んできて
「どこに行った!」
「あっちだ!逃がすな!」
まるで落ち武者狩りのような勢いでねり丸を追跡。何故嫁もそこまで熱くなっているのか。
「嫁、君もねり丸好きなの?」
我に返って聞いてみたら
「いやー、私、まだねり丸見たことないから、どんなものかなあって…」
そうか、嫁は見たことがなかったのだ。人混みをかき分けてようやくねり丸に追いつくと
「か、かわいい…」
嫁も結構ときめいていたようであった。ちびっ子達がねり丸と一緒に写真を撮っているので、
「君も一緒に写真撮ってあげようか?」
とそそのかしてみたところ
「大人で撮ってる人いないからいいよいいよ…」
少しだけ寂しそうであった。
最後に福引きを1回やった。特賞はとしまえんのスーパー銭湯券、ハズレはゴミ袋という、ハズレでも実用的な品なので嬉しいのだ。Rとタクふたりにガラガラを回させると、青い玉が。
「お、当たりです」
と係の人が言うので
「何が当たりましたか!」
素っ頓狂な声を上げてしまったが
「鉢植えです。おめでとうございまーす」
「あ、ども…」
[5]続きを読む
01月29日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る