ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■過度なカード欲。
たまには子供のおねだりに負けてしまう僕である。
息子・タク(7才)は何かというとポケモンカードを欲しがるので、たまーに買ってしまうことがある。超レアなカードが出るまでキリがないのだが、僕も子供の頃はビックリマンチョコで同じようなハマリ方をしていたので、
「ダメ」
と100%バッサリ断ることもできないっていうか。で、とあるおもちゃ屋で買おうとすると、当然娘・R(9才)にも買ってやらないとかわいそうである。なので
「Rちゃんにも買ってやるよ」
と言うと
「ううん、いらない」
さすが3年生にもなるとしっかりしてくるなあ…。もうオモチャっていう年ではないのかもしれないが、このぶんをいつか何かをしてやらないと不公平なのでこれが悩みの種である。
タクは持ち前の嗅覚でとっととポケモンカードが置いてあるところを見つけ、早く来いと手を振る。
「カード!カード!カード!パパ!カード!カード!」
「分かったからちょっと黙ってろ!」
最早理性を保っていないタクを抑え、店の人に
「カードひとパック下さい」
と伝えると(袋の中に5枚入っているのである)
「はい、カードひと箱ですね」
ドン、とカウンターに箱を乗っけた。
「い、いや、ひとパック…ひと袋で…」
「あ、そうですか」
当たり前に箱を出してくるあたり、普通に箱買いする人も多いんだろうなあ…。お金を払ってひとパック受け取り、店を出ると、
「ねえ、ボクが持ちたい。そんで早く開けたい」
もうウズウズしてしょうがないタクに。
「ダメだ。おうちに帰ってからだ」
「えー!」
じらしプレイをさせる僕。意地悪ではなく、歩きながらカードを見たり、いつの間にかどっかでなくしていたり、平気でそう言うポカをやらかすのだ。
家に帰ると、うんこが漏れそうな子供のようにドタタタタともの凄い勢いで中に入り、すぐさま開けようとするのを
「まず手を洗ってうがいしろ!」
さらにじらす。
「えー。めんどい!」
「そういうことを言うとカード返すぞ!」
「やだー!」
普段はダラダラとやらせるのにやたらと時間がかかるタクでも、カードをちらつかせると、とりあえず従順になる。しばらくこの手でいこうかな…。
カードだけに切り札でしょう。なんちて。
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01月10日(木)
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