ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ネイルに滅入る。
朝、起きたら娘・R(9才)の目の下に赤い横線があった。
「ひっかき傷じゃん!どうしたのこれ!」
驚いて聞いてみると、
「きのうお風呂で遊んでたらたっくんに引っかかれた」
「なにー!何やってんだお前は!」
息子・タク(7才)と怒鳴りつけたら
「わざとじゃないんだよう。ぶつかっちゃったんだよう。ごめんなさいしたもん」
タクは既に半ベソになっていた。てっきりケンカでもしたのかと思ったが違うようだ。
「でもお前らお風呂でいつも暴れすぎだろ…気をつけろ。顔に傷が残ったら大変だし、もう少し上だったら目に入っちゃうかもしれなかったし」
それでもタクとRにクドクド注意しながらRの目の傷を見る。ルフィみたいな傷だなあ…。君は海賊にならなくてもいいんだぜ…。実はRは生まれてすぐ、鼻の所を自分で引っ掻いてしまい、それが意外と深く、縦に走った傷跡が未だに残っている。
幸い本人はあまり気にしてないようでコンプレックスになっていないようであるが、女の子なのにこれ以上顔に傷が付いたらどうすんだっていう。あの時Rのツメは伸びていた。今のふたりもバルログほどではないがそこそこ長いツメ。
「お前ら、ちゃんとツメ切っとけよ」
そう注意すると
「自分じゃ出来ないよう」
ふたりはは情けない顔をする。
「そうだっけ?」
小学生じゃまだできないっけ?嫁も子供のツメにまで気が回ってないんだろうなあ…。僕もごく稀に気が付いたときにしかやらないし。
「この傷、ママは知ってるのか?」
と聞いてみると
「お風呂からあがってすぐ寝たから知らないと思う」
とのことなので嫁に見せたら
「どーしたのこれ!」
やっぱり同じような反応をし、
「あ…、私、時間に余裕がなくて、子供らのツメを切ってやる時間とかぜんっぜんなかったわ」
「この子ら自身じゃできないもんかね」
「無理だよ。タクは出来ないし、Rも利き腕じゃないとできないし」
「うーん…」
ま、ツメが甘かったってことで。
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01月11日(金)
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