ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ケーキ・イン・ダ・ハウス。
9日に娘・Rは9才になる。
そのため日曜日にお誕生日のお祝いをした。まずRの希望は、キャラクターの絵を描いてもらうバースデーケーキ。嫁が近所のケーキ屋に頼んでおいたので当日僕がRと取りに行くことになった。
「ケーキ屋さんに、ケーキとお客さんの写真がいっぱい貼ってあったよ。だから撮られるかもよ」
との嫁情報に
「どうするR?撮られちゃったら」
「えへへ」
ちょっとドキドキする僕ら父娘。僕はどーでもいいが、可愛い可愛いRがケーキ店内に飾られるというのはまんざらでもない。撮らせてあげてもよくってよ、という感じでケーキ屋に行った。
入口のドア脇に、なるほどそれぞれ好きなキャラが描かれたケーキと一緒に写っている子供達や親子連れのチェキが貼られていた。僕らもこうなる運命なのかしらん、とテンパリながら受取伝票を渡し、

「こちらでよろしいですか?」
とケーキを確認。Rのリクエストはポムポムプリンであった。このキャラはタクが大好きである。毎日ぬいぐるみと一緒に寝ている程で、Rも感化されてしまったのだろうか。
更にお持ち帰りの時間は、とか聞かれたりお金を払ったりして、いつ写真を撮られるのかなーと思ってたら
「ありがとうございましたー」
…撮られないまま見送られてしまった!やはり地味な顔立ちだからダメなの?それとも僕がテポドンミサイルの絵と「北の国から」って書いてあるTシャツを着てたから、変なオヤジだと見られてしまったから?
「パパ…写真は…?」
Rも寂しそうにこちらを見る。
「…撮らないみたいね」
「…うん」
「あ、あそこに『ご自由にどうぞ』ってクッキーがあるよ」
「…うん」
試食用のクッキーをボソボソとかじりながら家に帰ったのであった。

寂しいので家に帰ってからケーキとRをパチリ。ポムポムプリンは犬のキャラなので、Rが考えたカワイイ子犬のポーズなんだそうだ。
夜は僕が飲み会の予定があったので、おやつの時間に9本のローソクを立ててハッピーバースデーRちゃーん♪、と合唱。全力でローソクを吹いて消した。2才の頃、初めてバースデーケーキのローソクの炎を消した時は、出た煙とその臭いで大泣きしたものだが、成長したなあ…。
ケーキを切る時は
「ああっプリンを切っちゃうの?かわいそう!」
Rとタクが悲鳴に近い声を上げたが、食べたい気持ちに勝つことは出来ず、嫁が無情にも粛々と切り刻んで行った。ホントにこの子達はプリンが好きなんだなあ…。
僕はムチムチプリンが好きである(何度目だこのオチ)
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08月07日(火)
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