ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ちびっ子釣れまくり参観日。
小学校の土曜参観に行って来た。
まずは息子・タク(6才)の一年生の教室に恐る恐る行ってみる。教室の前の方から覗いてみると、視線に気付いたタクがニヤーと笑う。先生が「わかるひとー」と質問すると
「はーい!はーい!」
机から身を乗り出して手を挙げて、指されないと
「あ〜あ!」
とブーイングをかます。なんて態度の悪い…。趣を変えて三年生のRの教室に行ってみると、やはりここでも目が合ったRがニヤーリと笑う。ものすごい勢いのタクとは正反対で、Rは絶対に手を挙げない。前日僕がいくら手を挙げろと言っても「やだ」と予告していた通りであった。
賑やかな一年生の授業とは違い、R達は4人の班で地元の地図を作るというグループワークを行なっていて、皆コツコツと作業中で静かであった。そのためタダでさえ発言したりする機会が少ない上に
「では出来たものを班で発表して貰います。班の代表の人がひとり発表してください」
と作品発表タイムでは隣の席の男の子に代表役を押し付けて、
「自分は何も言わないでいいんだもんねー」
というニンマリとした笑顔をまたこちらに見せていた。そういうところはちびまる子並みの狡猾さがある。休み時間になるとRやタクだけでなく、知らない子も何故か飛び付いてきて
「なんかのさなぎがいるのよ〜」
浜ーかよ、みたいなことを言い、アゲハのさなぎやヤゴなどの虫を飼っているコーナーを見せてくれたり
「解雇!」
知らない子にいきなりリストラみたいなことを言われたので、わりとまじでびびったら実は蚕で、手のひら乗せられてたりした。それはそれでびびった。みんな人懐こい子供達である。嫁はタクの同級生に
「えーこれがたっくんのママー?全然似てないねー」
と言われショックを受けていたが、僕はRの同級生の女の子に
「Rちゃんのお父さんて、やさしそうなところがRちゃんそっくり」
と言われ、その子を養子にしたくなった。それを聞いた嫁は
「うまいなー」
そういううまい女っているよなー、みたいな引きつった笑みを浮かべ、呟いていたが。
授業以外ではタクが給食当番だったのでその様子を覗いてみたり、Rの給食時間を覗いてみたけれども、その頃になるとうろついている親は僕ぐらいしかおらず、逆にこっちが子供達からの集中視線を浴び、たじろいでしまった。
また、体育館に集まって防犯教育もやっていた。警察署員による不審者対策の講習。子供達にビデオを見せて、
「好きなモノをあげるなどと言われても絶対に付いて行っちゃダメ!」
という趣旨の内容を教え込ませていた。
しかしその後、タクを含めた周りの子5人ぐらいに
「ポケモンカードあげるからおじさんについておいでー」
と誘ってみると
「行く行く行く!」
ちびっ子、釣れまくり。
Rやタクのクラスメイトやその親御さん達とも話すことが出来、面白い参観日であった。
土曜参観日とかけまして、警察署とときます。
その心は、どちらもふけい(父兄/婦警)がいます!
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06月24日(日)
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