ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■笹の葉、伯母伯母。
新潟・柏崎の伯母が名物笹だんごを送ってくれた。
十何年も前の父の葬式以来全然会っていないのに、この時期になると毎年送ってくれるのである。あんこが苦手な娘・R(8才)は食べようとしないが、息子・タク(6才)は食いまくっている。剥がした笹にまみれてパンダのような有様に。
「これはね、新潟の名物なんだよ」
と説明すると
「にいがた!ねぎっこ!」
僕の洗脳のせいで、子供達の頭の中では新潟と言えば第一にNegiccoとなっている。
Negiccoとは→こちら
「毎年パパの伯母さんが送ってくれて…」
「おばさん。ぷぷぷ」
オバサンという言葉に何故か大受けウケしていたので
「いや、お姉さんに対してのオバサン、という意味じゃなくて、パパのパパのお姉さんをそう呼ぶんだよ。親戚!」
と説明。
「君達からすると、やっちゃんとあっちゃん(それぞれ僕及び嫁の弟)は『叔父さん』っていうんだよ」
「ふーん」
タクは既にどうでもいいようで、生返事をしながら笹だんごをがぶがぶ食べていたが、R何かもの凄く深刻な表情で笹を見詰めている。そして
「そのパパのおばさんて…しんでるの?」
と大真面目な顔をして聞くものだから思わず笑ってしまった。
「死んでないよ!殺すな!」
失礼だろうが、ということでお礼の電話をして声を聞かせたのであった。
笹だんごだけに、ささいなことでは怒らないようにしよう…。
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06月10日(日)
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