ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■楽しみなお楽しみ会。
「きょうは楽しみ〜」
娘・R(8才)と息子・タク(6才)が朝ドキドキワクワクしていた。「お楽しみ会」なる小学校のイベントがあるらしい。
「どんなことやるの」
と聞いてみたら、お化け屋敷やいろんなゲームコーナーを全校でやるのだという。それぞれ交代でスタッフになったりお客になったりするのだという。学祭の小学校版みたいな感じなのだろうか。Rのクラスは
「ボックスクイズをやるのよ」
のだという。
「ボックスクイズ?ああ、箱の中身はナンデスカ?ってやつね」
と言っても21世紀生まれのRにはサッパリ分からないだろうが。
「Rは、最初はボックスクイズの係をやって、"こうへん"は交代するから遊べるの」
「こうへん?"後編"じゃなくて"後半"だろ」
「そうそう、こうへん」
「…」
そしてタク達1年生だけは係になることはなく、終日お客として遊べるんだそうだ。タクは
「お化け屋敷、怖いかな…」
6年生がやるというお化け屋敷のことで頭が一杯だった。
「こんなことならとしまえんのお化け屋敷で鍛えておけば良かったな」
「やだ!あそこは超怖いからやだ!」
としまえんには何十回と行っているけれども、お化け屋敷はいつもびびって未体験である。結局タクが考え抜いたお化け屋敷対策は、
「お化けの中身は6年生だから〜、もしお化けが来たら『ストロングレフル!』って言って笑わせてやる!」
というものであった。いっぺん頭の中身を見てみたいよ…。そんなことを大真面目に考えながら学校に行った子供達。夜、
「どうだった?」
と聞いてみたら
「うん。ストロングレフル!って言ったら笑ってた。あと、パンツ見えるか見えないか(ピラメキーノでやってるやつ)って歌ったらそれも笑ってた」
大成功だったと胸を張っていた。タクは上級生の女の子にはカワイイと評判らしいが、実際どういうふうに映ってるんだろうか…。
「で、Rはちゃんとボックスクイズの係できたかい?お客さん来た?」
一方、Rの方はどうだったかというと
「うん、来たよ。たっくんが一番最初に来た」
弟が最初のお客だったようである。
「タクはなんだかんだ言ってRが一番好きなんだね」
と言うとタクは
「うん…」
へへへと照れていた。こういうところが女の子にカワイイと言われるゆえんなのかもしれない。
僕も見習わなければ…いや、見習ったところでオッサンがやっでもキモイだけか…。
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05月24日(木)
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