ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ひまあり。
息子・タク(6才)がやっている某通信教育の付録で、「ひまわり栽培セット」なるものがあった。

そんなもん付けるぐらいなら値下げしろ、と思ったけれども植物の成長の仕方を学ばせるには実物を自分で育てるのが一番飲み込みが早いものですな、と考え直した。

タクは丁寧に鉢の中に土を入れ、指で穴を作ってタネを入れた。タクだけにやらすのも可愛そうなので娘・R(8才)にもやらせてみた。

「ねえ、水やっていい?水やっていい?」

隙あらば水をかけまくり大洪水にする恐れのあるタクを抑えつつ観察しているとほんの数日で子葉が出て来た。

「カワイイ!はっぱカワイイ!」

子供達も大喜びである。

「あのね!名前付けたの!『ひまりん』っていうんだよ!」

早速名前までつけたようで、鉢の横に付いている名札に書き込んでいたが、

ひまりん
これじゃ「ひりまん」である。ものすごくやりまくってヒリヒリしてる"まん"…みたいな。

ひまわりはいずれでかくなるだろう。しかしそのわりに鉢が小さすぎた。取扱説明書を読んでみると、将来的には庭とか地面に植え替えましょうとか書いてあってなんじゃそりゃー!貧乏長屋暮らしだから庭なんてない!

仕方がないので既に子葉が出ていた6本ほどのひまわりのうち、半分をこないだ栃木の実家に帰った時に庭に移植したが、母は

「お母さんひまわり嫌い!だってもっさもっさ大きくなるから邪魔!」

などと言い、ひまわりの茎を折るが如く子供達のワクワク感をへし折っていた。

僕に広い家が持てるぐらいの甲斐性があったら…いくらひまわりがでかくなっても全然気にならないぐらいの…こんな貧乏長屋ではなく…。

貧乏ひまわり。なんちて。

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05月10日(木)
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