ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■あなたの声が聴きたくて。
「おはよう」
朝、嫁に挨拶したら
「おはよーございます…」
寝起きドッキリの冒頭の挨拶のようなウィスパーボイス。いや、ウィスパーボイスとかカヒミ・カリィ的なオサレな感じでは全くない。ただのしゃがれ声である。どーでもいいけど、カヒミ・カリィとかけまして、寿司屋に必ずあるものと解きます。そのこころはサシミ・ガリーってやかましいわ。
「どうした。風邪か」
「ママの声が枯れてる!」
「ママ大丈夫?」
僕を含め、娘・R(8才)も息子・タク(6才)も大騒ぎである。
「いやー、風邪じゃないんだけどね。のども痛くないよ。でもここ何年か、必ず年に2、3回あるんだよね…」
ちょっと辛そうに、かすれた声で話す嫁。ただひたすら声が枯れるだけの症状が起きるらしい。風邪引いたとか喉を痛めたとかそういうことは全くないのだと言う。
「そうなのか?医者行ってくれば?」
「いえ、そういうんじゃない」
アイドルのライブとか行って声張り上げてんじゃないのか?ってそれは僕である。
「声変わりだったりしてね。そのうちのどぼとけが出てくるんだきっと」
ひひひ、とほとんど声にならない声で嫁は自虐的に笑う。喉チンコが出来る人に僕はちんこを突っ込んでたのか。やだなあ…。
この症状はどうやらほっとけば数日で治るんだとか…ホントかよ。、過去にもここ数年そういうことがあった…とか言われても僕、全然気付かなかったけどなあ。ただ僕は嫁が髪を切っても半年ぐらい余裕で気付かなかった、とかひどい実績とかあるから、自分の注意力なんて全くあてにならないんだけど。
ほっとけば治る、というので、本人がそう言うのでほっといて仕事に行き、夜
「どお?声出た?」
「あい」
あ、ホントに朝よりちょっと声が出てる。
「子供らも心配したでしょう?」
「別に。なんも。朝以上のことは言ってこなかったよ」
子供達はわりとドライなんだな…。風邪じゃないって言ってたからそのまま信じたんだろうけど。
声が出ない状態、とかけまして、落ちたらすごく臭い穴と解きます。
その心は肥だめー!…。声ダメー…。
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04月14日(土)
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