ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■おサクラ全開。
土曜日、子供達が母と共に栃木の実家に泊まりに行ったのを見送り、僕は仕事に行った。
夕方のわりと早めに終わったので電車に乗り、いくつか手前の駅で降りてウォーキングをして帰ることにした。長い桜並木があるので、花見をしながら歩けるしね、と考えたからであった。

中野通りの桜並木はほぼ満開で、桜のトンネルが出来ていた。通り沿いにある新井薬師の公園は桜祭りの会場になっていて、たくさんの屋台や花見客で賑わっていた。紅白垂れ幕がかかったステージもあり、そこではムード歌謡歌手のリサイタルが行なわれており、池田貴族に似た男性歌手が熱唱していた。
僕は最近新潟の地方アイドル「Negicco」のファンになってから、こういう会場を見ると彼女らも数え切れない程こういう営業を積んできてるんだよなあ…とか考えるようになってしまった。男性歌手は
「ポケットティッシュの狂い投げしますよ〜」
とステージから降りて客に向かってティッシュをばらまく。Negiccoも客席に降りて行ったりネギを投げたりするよなあ…とかまた重なってしまったり。
痩せるためのウォーキングだったはずなのに、今日は花見も出来ると考えてしまったばっかりに、イカ焼きと三色ダンゴと焼きそばを食ってしまった。もう何のために何ををしているのかまるで分からなくなってしまった。
家に着いた頃はすっかり暗くなってしまっていたが、嫁も帰っていたので桜の話しをすると
「私も行きたいなあ」
ということで嫁と再び桜祭り会場に足を運んだ。

すっかり暗くなって夜桜鑑賞となってしまったが、会場にはまだまだ人がおり、屋台のお店はそろそろ店じまいに入っていたので、嫁が慌ててお好み焼きを買って食べた。先程のステージには真っ白なドレスの女性歌手が立っていて、演歌のイントロが流れ、今にも歌い出そうという時に、
「あ、この曲ちょっとキー下げてもらえますか」
カラオケボックスかよ!自分の持ち歌なのにそんなのありなんか、と笑ってしまった。
1時間ほど屋台の食べ物をつまみつつ、夜桜鑑賞をして帰った。子供達がいないので久しぶりのおデート気分になったような。
しかし真夜中の嫁もまん開、というわけにないかなかったのであった。
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04月09日(月)
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