ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ピカピカの1年生。ガビガビは僕の鼻。
金曜日は小学校の入学式であった。
息子・タク(6才)がピカピカの1年生になる日の朝、僕も入学式に行きたかったが年度の初めなので超忙しく無理。娘・R(8才)の時もそうだったなあ。
「今日から1年生だなあ」
と朝ごはんをモサモサ食べていたタクに声をかけると、
「パパ見て!、ボクのランドセルだよ!」
傍らに置かれたランドセルを得意気に指差した。うむ、昨晩嫁が一生懸命支度をしていたぞ。ランドセルを買ったのはもう半年も前で、もうだいぶ見慣れてしまっているけれども今日から背負っていくのか…と思うと、タクも成長したんだなあ…という実感が湧いてくる。
ランドセルと一緒に黄色い通学帽が置かれていたので
「ちょっとかぶってみてくれよ」
と頼んでかぶらせてみると
「どう?かわいい?」
超笑顔でカワイイアピール。
「う、うん。とてもかわいいよ」
本当は青果市場でセリやってるオヤジみたいだなあ…と思ってしまったが、人生の新たなステップとなる初日にわざわざそんなことは言わぬがフラワーである。タクが本当に嬉しそうなので
「小学校、早く行きたいでしょう。ワクワクしてるよね?」
全身にワクワク感が溢れていて本当に羨ましかったので聞いてみたら、タクの表情が急に硬くなって
「きんちょーしてるんだ…」
いきなりシビアな語り口調になった。
「ははは、全員と友達になるぐらいの勢いで行け!」
と励ましてもケツを引っぱたいても
「ぼ、ボクは、きんちょーすると、たくさんいオナラが出てしまうんだな…」
何故か裸の大将的な口調になって意味不明な緊張感を醸し出していた。そういえば普段はお調子者キャラなので忘れていたが、タクはわりと繊細なのである。幼稚園や水泳教室に送って行った時に、
「じゃあ頑張ってね。バイバイ」
と先生に引き渡すタイミングでよく泣いていたものである。始まる直前に色々考えてしまって不安になったり緊張したりするようだ。始まったら始まったでもうそんなことを忘れて全力で楽しんでいるが、今もちょうどそういう一番不安と緊張が高まっている時なのだろう。
これがRだと何も考えてないお花畑脳なのでそういうことは全くないのだが…。
今日からランドセルを背負うことになるタク。小学校ではランドセルだが、大人になると扶養家族を背負うことになる。頑張って欲しい。
すなわち僕も老いたら背負っていただきたい所存であるが、背負って進む先は姥捨て山にならないことを祈るばかりである。
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04月07日(土)
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