ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■チャリ・エンジェルズ。
土日は嫁実家にてでかい態度でグダグダしていた。
もっともグダグダしていたのは僕だけで、嫁は息子・タク(6才)の入学準備のために必死にミシンをダカダカと動かしていたのであるが。
いつまでもグダグダしていてもしょうがないので娘・R(8才)とタクを外で遊ばせるために交通公園に連れて行った。ここでは自転車を借りて教習所みたいなコースを走ることが出来る。
「きょほほほほほ!」
自転車に乗った途端、栃木のバカ暴走族のように猛スピードで走り回るタク。
「おい!ちゃんと左側走れよ!」
「いやっほー!」
「あとスピードも落とせ!ぶつかるぞ!」
「ひゃっほー!」
他に走っている子が数人しかいないのでぶつかったりはしないと思うが…。まさに特攻(ぶっこみ)のタク。一方Rは石橋を叩いて僕に渡らせるぐらいの慎重派なので安全運転には定評がある。ただ、しばらくするとショボーンとした顔で僕のところに乗り付けてきて、
「あのね、たっくんがものすごい速く追い抜いたりするから怖いの」
と僕に泣きついてきた。ああ、なんというよわよわな姉であろう。
「おいタク!もっとゆっくり!ムチャな追い抜きはしない!安全運転しろ!」
ひととおり注意したところ、ふたりともちょっとテンションが下がったみたいでここで休憩タイム。持って来たオヤツを出すと小腹が空いていたようで、バクバクと食べる。僕も自分のオヤツと飲み物が欲しいなあ…と近くに酒屋があったので、まず自販機で飲み物を買おうとしたら
「大サービス中!30円!」
なんどアクエリアスの500ミリペットボトルやジョージア缶コーヒーが30円で売っているではないか。しかしお得だ!と思うよりも逆に怖くなり、普通にコンビニでジュースを買った。お菓子もついでに買ったが、
「あっこれボク好き」
「Rも大好きなの」
ということでほぼRとタクに食べ尽くされた。食って体力を回復したふたりは再び自転車を乗り回すRとタクは、またしばらくすると空腹になったようで
「おなかすいたー!」
と叫ぶ。よくよく時計を見たらお昼時ではないか。そりゃ腹も減るわけである。
「じゃあ帰ってゴハン食べよう」
ちょうどいいタイミングなので帰ることにした。たくさん食って遊んで大きくなって、どんどん大きなサイズの自転車にも乗れるようになってもらいたいものである。
この公園の貸し出し用の自転車は皆新しくてピカピカでとても感心した。しっかり整備された自転車とかけまして、今のRとタクとときます。
その心は、どちらもちゃんとくうき(空気/食う気)があるでしょう。なんちて。
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03月27日(火)
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