ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■六本木がギロッポンなら栃木はギトチ。
栃木の母が
「私が作ったパッチワークの展示会があるから見に来て!」
とか言うので栃木の実家に帰省。栃木市内のとある展示場で、作品と共に母を含むたくさんの栃木のオバチャン達がワイワイカヤカヤ賑わっており、少し頭が痛くなった。
作品を見た後、栃木の街全体でひな祭りイベントが行なわれており、僕らもぶらぶらすることに。まともに散策するのは本当に久しぶりである。
高校生の頃は毎日のようにうろついていたが、その頃から古くて寂れる一方の街であり、その寂れっぷりは更に加速しているように思えた。商店街は空き地が目立ち、デパートや大型店舗も閉店しまくり…。
それでも古い建物が多く残っているのを活かし「蔵の街」として観光地アッピールをし、キレイになっているところもある。

まだ残ってたんだなあ…と懐かしくなった街角の建物で娘・R(8才)を。

おそらく高校生の頃は毎日のように素通りしていたであろう喫茶店に初めて入ってみた。ドラクエスライムのような形のモンブランケーキにはしゃぐ息子・タク(6才)。
また、母が
「Rとタクに本を買ってやろうかねえ」
と言いながら目の前にある本屋に入ろうとしたので
「そこは小さいからもうちょっと歩いたところの本屋にしようよ」
と、僕は止めた。実はそこ、僕が高校生の頃はホモ雑誌とエロ本が満載の本屋だったからである。そこは避け、少し南に歩くともう一軒本屋があるのでそこまで案内した。入ってみると
「うわ」
思わず声を上げてしまった。たぶん約20年ぶりにこの本屋に入ったのではないか。そんな久しぶりなのにこの店の匂い、覚えてるよ!
本を買ってもらってニコニコ顔のRとタクであったが、タクは更に
「ポケモンカードとお菓子も買ってえ」
その欲望は留まることを知らぬ。
「はいはい」
そして母も嬉しそうだ。
「お母さん、あんまり甘やかさないほうが…」
いつもやんわりと母にご注進するのだけれども
「そんな大した金額じゃないんだし、買わせてくれよー。それが楽しみなんだようー」
とデレデレ顔をするんである。Rもタクもそれをお見通しでおねだりしまくりだし。
街中で祖母にがっつく子の姿を見て、僕の視界は蔵の街だけにお先真っ蔵である。
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03月05日(月)
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