ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■オーレーオレオレ俺ー。
娘・R(8才)の熱は一時期38度台まで上がったが、翌朝36度台に下がった。
嫁会社に連れて行って診てもらったところ、インフルではなかったという。検査でインフルの反応が出なかったのだそうだ。お医者さんでも検査しないとインフルかどうかの見極めは難しいようで。翌日は学校に行けるだろう。
話変わるけど(空気読めない→KYのように、話変わるけど→HKという略語がほんの一瞬だけあったような)、栃木の母からもの凄い勢いで電話が掛かってきた。(しかし栃木の母にすればHK=氷川きよしである)
「オレオレ詐欺の電話が来たよ!」
「えー」
また最近流行りつつあるという話は聞いたことがある。ていうか全盛期の頃にも母の所に来たことがある。僕が妊婦を轢いたとかで。僕はペーパードライバーだっつの。そして今回はどういうストーリーだったかというと、まず僕の名前を騙った。中学の卒業名簿でも出回っているのか、僕の名前と実家の電話番号は把握されているらしい。そして
「喉が腫れて膿んでるんだけど、病院行きたいんだけど内科と耳鼻科、どっちがいいかなあ」
などという訳の分からないことを聞いてきたのだという。母は
「声が全然違うんじゃねんけ」
とツッコミを入れると
「喉がこんな状態だからだ」
などと弁明する。
「じゃあ生年月日言ってみろ」
そう母が言い返すと
「こんな時になんだよ、自分の息子が分からないのかよ」
とグチグチ言いだし、また明日かけると言って切れたそうだ。ナンバーディスプレーに表示されていた番号は、全然知らない電話番号であった。それについては
「ケータイ、トイレに落としたから会社の使ってる」
と言い訳していたという。
「ウソだって分かっててもやっぱり気味が悪いから電話してみたんだけど…」
母は警察に通報するべきかどうか迷っていた。
「電話番号を情報提供してみてもいいんじゃないの?」
そこから足が着くようならよほど大マヌケな犯人ということになるけど…。
「そうかねえ…でもお母さん、どうも警察は信用できなくてねえ」
母、過去に何があった。
「まあ、バレバレな電話だからほっといてもいいと思うけどね」
と僕が言うと
「そうだよね!声もそうだけど喋り方も違うもん!あっちはキレイな標準語だしさ!」
ガーン!そりゃ僕は栃木生まれであり、元はつぶやきシローとかU字工事みたいな喋り方である。しかし既に栃木で暮らした以上の年数を東京で過ごしてきた。だからもうふつーに標準語だしー、栃木弁とか超ダサくね?、とか思ってたんだけど…。
嫁に確かめてみると
「お母さんと喋ってるときは栃木丸出しだよ」
ガーン!得体の知れない者に自分の名前と実家の電話番号が漏れていることより、このことが一番ショックであった。
で、オレオレ詐欺に話を戻すと、母から金を引き出そうというのが最終目的だったはずで、そうすると「喉が腫れて…」という話からどうやって「金をくれ」に持って行くのだろう、と、ちょっと考えてしまった。
はっ…腫れ腫れ詐欺!
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02月23日(木)
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